ガンバ 2−1 横浜FC

小野瀬ゴール(公式にはアデミウソン なんだけれど、あの弾道は小野瀬にしか撃てないと思ったので、個人的には小野瀬ゴールと記録しておきます)まではガンバが押す展開でしたが、後半に入ると横浜FCのターン。
ペナルティエリアの2、3メートル手前でぐるぐる横パスを回しているうちにかっさらわれて、カウンターをくらうことの繰り返し。前半からも多かったパスミスが、時間を追うごとに増えていって、最後はペナルティエリアに向けて藤春が出した横パスを横浜FCの松浦にかっさらわれて、飛び出した東口がなんとかボールをとろうとするもキープされ、こぼれたところを斎藤光毅にズドン。絵に描いたような「ミスからの失点」でした。絵には描きたくないけれどね。描いたとしても、引き破りたくなるような失点シーンでした。
その後もヒガシのスーパーセーブに救われたり(いつものことだけれど)、横浜FCの決定機に目をおおったら、シュートを外してくれたり、もうね、泣きたくなっちゃいましたよ。
でもね、最後の最後にパトリックヘッド弾で勝ちました。
こんなんでいいのかなあ、と思いつつ、でも勝てたんだからいいじゃないか、という声(自分の中の声ですよ)に対して、その勝利が別に強いからではなく、いくつか強みがあるだけだよ、ということで自分を納得させてみます。

強みその1)井手口の運動量。走行距離、両チームで断トツトップの12.2キロ。中2日フル出場でこの距離です。しかも後半の終盤に入るまで運動量が落ちない。調べてみると、前半で6,1キロ、後半で6,1キロなんですよ。神出鬼没なだけではない。ボールを奪われるとダッシュしてしつこく取り返そうとする粘り強さ。相手のパスコースを読んでカットする読み。宇佐美が下がったあとのコーナーキックの鋭さ。いまガンバにとって欠かせない選手はほかの誰でもない井手口でしょう。
強みその2)交代がパトリックと渡邊。相手の運動量が落ちてきたところに出てくるこの2人によるパワープレー。私が相手チームを応援していたら、ものすごい驚異に感じると思います。名古屋戦の同点ゴール(渡邊)もそうでしたが、2人の位置どりや距離感もすごくいい。FWらしいFWと言えるでしょう。ガンバのエースが全然FWらしくないのとは対照的に。
強みその3)東口守護神。スーパーセーブって、相手チームにとって意気消沈させてとまどいを与えるものなんですね。これまでの試合でもヒガシのスーパーセーブ後に、相手チームのシュートにコンマ1秒くらいのためらいが見られるようになり、それがまたスーパーセーブにつながる、というのを知りました。

中3日でルヴァンvs湘南戦がやってきます。
つぎは唐山が見られるかな〜(期待)