ガンバ大阪 2−1 サンフレッチェ広島

倉田選手のおそらく今節のベストゴール候補にはぜったいになるだろうと予想するスーパーゴラッソで喜んでいたら、今度は倉田からのパスで抜け出したパトリック選手が落ち着いてニアを打ち抜き、早々に2点目。 
2ゴール奪取の前も後も、広島に攻められまくり、ポストに助けられること数回(東口選手に救われるのはいつものとおり数えきれないほど)。広島サイドでみんなでディフェンス状態になっていて、後半途中で宇佐美選手が入ってからなんとか少しは前線にボールを運ぶことができるようになったものの、 その後も広島の猛攻を許し、70分についにポストも味方してくれずに1点を奪われました。
見ようによっては、「守備陣踏ん張る」とも言えるけれど、まあ、はっきり言ってしまえば「クリアするだけでは猛攻はやまず、いずれ失点」のセオリー通りの試合運び。前節名古屋戦は最初から最後まで主導権を握れたけれど、今節広島戦は最初から最後まで広島に主導権を握られながらも勝ってしまった、という感じ。
なぜ勝てたのだろう? なぜ3連勝できたのか? と試合後に考えていて、ふと思ったのが「キャプテン・倉田」効果です。今年はリーグ再開後から、どうも倉田選手が元気がなくて、空回りというか、ちょっとチームに入れてない? という印象があったのですが、キャプテンマークを巻いたとたんに、「あの」倉田が戻ってきた、という感じ。いやいや、まだまだ成長できるでしょ、と背中を叩きたくなるようなゴラッソでした。力任せに打つんじゃなくて、コース狙って肩の力を抜いて打つと入るんですよ!

ついで、といってはなんですが、3連敗していたガンバU23チームが、ロアッソ熊本に勝ったというので、見逃し配信を見ていて、いまさらなんですが、GKの重要性をすごく感じました。一森GK、そして新里CBが前半見る限りでは完全に負け試合を、後半に変えましたね。山口オム選手のスーパーゴラッソはもちろん、唐山選手の粘りからの白井選手のゴラッソも、どちらもその前のGKとバックスの踏ん張りがあったからこそ。嬉しかったので、これも動画を貼っておきます。


そして一番言いたいこと、東口選手、300試合出場おめでとう!
あなたがもし2014年にガンバに来てくれていなかったら、ガンバはまたもJ2とJ1を行ったり来たりしていたかもしれません。GKの重要さをあらためて教えてくれた東口選手には、もう感謝しかない! これからも350試合、400試合、そしてヤットさん越えを目指してくださいね。