松波監督が涙を流しながら不本意なシーズンを振り返り、宇佐美選手が渋面で黄金の脚賞を受け取り、そして私は一度もスタジアムに足を運ぶことができないで、私の感想としてはガンバに関するすべてのことが不完全燃焼で終わったシーズンでした。
 一生懸命やってがんばったから結果が出るってものではないし、というか、自分ではすごく一生懸命やっているのに結果が出ないことのほうが多いのだな、ということがわかってくる年齢ではあるのですが、それでも不完全燃焼で終わり、不完全燃焼の結果しか出なかったとなると、ちょっとばかり(いや、だいぶ)悔しいです。来シーズンは誰もが完全燃焼するシーズンであって欲しい。
 そのためには、選手だけでなくガンバに関わるすべての方達(サポ含む)はまず怪我と病気にくれぐれも気をつけてほしい。自己管理という言葉は冷たく響くから嫌いだし、自己管理ができなかったから怪我や病気になるっていうわけではまったくないのだけれど、でもできるかぎりの自己管理はして欲しいなあ。そうでないと、完全燃焼はできないんじゃないかな。
 ガンバに関することでは私は不完全燃焼でしたが、個人的にはほぼ完全燃焼した(している)一年でした。どこにも旅行に行けなかったし、ガンバの試合をオンライン観戦することも下半期はできなかったし、映画もあまり観られなかったし、友達と飲みに行くこともほとんどなかったけれど、仕事と書道では完全燃焼できているかなと満足しています。もしかしたらお楽しみをおあずけにしたおかげで、仕事と書道ががんばれたのかもしれません。
  昨年上半期はコロナの影響で仕事が減ったので、そろそろ引退しなさいというお告げか? と思ったりしたのですが、下半期からはいきなり忙しくなり、今年に入ってどんどん加速し、締め切りに追われる日々が続いています。そして体調をこわさず働けているのは、規則正しい生活のおかげだと思うのです。夜は11時にはベッドに入り、朝は6時に起床し、PCの前に座るのは一日7時間と決め、夜7時には夕飯を食べ終えてウォーキングしたり筋トレしたりする、という、もうね、自己管理の鬼みたいな生活を送っています。こんな生活はあまり刺激がないし、ちょっとばかり辛いところもあるし、楽しいかと聞かれると、うーんうーんと唸って首をかしげますが、少なくとも体調はいい。
 一昨年から全身あちこちに湿疹が出て、原因がわからないまま頭皮や顔までぶつぶつが進出し悩まされ続けたのですが、この面白くない規則正しい生活を一年以上続けたおかげかどうか、今ようやく湿疹との付き合いが切れたようなのです。早寝早起きとか馬鹿にしていたけれど、やってみるものです。湿疹ごときでもいらいらするし、仕事している最中に「アトピー」「湿疹」「かぶれ」とかネット検索してしまうし、なかなか仕事がはかどらず完全燃焼できない。そして湿疹と縁が切れると、もう二度とあのかゆみといらいらに悩まされたくない一心で、面白くない自己管理生活にも耐えられます。
  完全燃焼するにはやはり体調を整えることが第一歩なのではないでしょうか。私は残り少ない(とかいってあと20年、もしかすると30年生きるかもしれませんが、少なくとも今20代〜50代の人よりは残り少ない)日々をできるだけ完全燃焼していきたいです。老後の心配なんかする前に、まずは今日完全燃焼したい。
 なので、明日完全燃焼するために、そろそろストレッチしてお風呂入って眠ります。
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 今年は紅葉黄葉が見事です。ウォーキングのおかげでそんなことにも気づけます。