湘南戦については、またもや記憶から消したいのでもう書きません。スタッツだけは見る、とか言ったけれど、後半ガンバはシュートゼロという数字が目に入ったとたんに、またもや見ないことにしました。後半になると足が止まるのは何故なんでしょうか? ローテーション組んで、新人もどんどん使っているはずなのにね。

 そこで今週のブログは、ガンバのことをちょっとお休みして、「締め切りについて」書いてみようと思います。
 思えば仕事を始めた45年前から、私はずっと締め切りと闘い続けてきたような気がします。いつの頃からか、締め切りを擬人化して、ときに「締め切りさまがおいでになる」と敬語を使って畏れ、ときに「締め切りの野郎、いちいちうるさいんだよ」とののしり、ときに「締め切りさ〜〜ん、ちょっと待ってよ〜〜」と懇願してきました。
 若い頃は締め切りが重なっても、無理をすればある程度は守れたし、締め切りに間に合わせるためにちょっと無茶な仕事配分もこなせました。でもここ10年は無理です。何件も重なってしまうと、体力云々以前に、「締め切りストレス」で精神的にまいってしまう。
 ここ10年は仕事の依頼があると、仕事の内容やギャラより前に聞きたいのは、「納期はいつですか?」ということです。単発ものの取材記事(納期が短い)だけでなく、本を訳したり書いたりする仕事(納期はたいてい数ヶ月先)も、締め切りによっては「ううう、ちょっと無理かも」と受けられない私がいます。もう20歳若かったらぜったいに受けていただろうと思う仕事でも、最近は涙をのんでお断りせざるをえない。な〜〜〜んて、そんなにいっぱい仕事の依頼があるわけではありません。ただ、言ってみたかっただけ。
 今、集中して仕事ができる時間は、1日せいぜい6時間になりました。午前3時間、午後3時間。以前は夜にも3時間くらいやっていたけれど、もう無理です。何かあって(たとえば母の介護のこととか、孫預かりとか、体調不良とか)締め切りに間に合わないのではないかと思うとこわいので、できるだけ締め切りの前に終わらせたいと思うのですが、それがなかなかうまくいかず、たいてい締め切りぎりぎりになってしまう。それがまた身体的・精神的ストレスです。
 でも、何の本だったか忘れましたが、「締め切りが脳を活性化して、老化させない」と書いてあったのを思い出します。締め切りがなくなると、たちまち脳も身体も精神もだらけてしまうそうです。何日までに、何時までに、これを仕上げなくちゃ、と思って、締め切りに合わせて逆算してスケジュールを組むことが、何よりも脳にはいいのだとか。そんなこと言われても、締め切りが与えるストレスが軽減されるわけではありませんが。
 こんなことを書いているのは、GW前進行でいつも月末にやってくる締め切りが前倒しになって、今週中に納品しなくてはならなくてあせっているからです。いやいや、こんなこと書く前に、原稿書けよ、ゲラ読めよ、です。わかっちゃいるのですが、ガンバのことを書きたくない、考えたくないから、誤魔化しているだけかも。
 
 さ〜〜て、ゲラ読みに戻りますか。