夕食後、ほぼ毎晩ウォーキングしています。最初は3ヶ月でやめようかなと思っていたのに、いまでは歩かずにはいられない。健康のために、というのを超えて、もはや最大のお楽しみ。
毎晩、イヤホンを耳につっこんで、その日のテーマミュージックとウォーキングコースを決めて、アップルウォッチをセットして歩き始めると、その日にあった不愉快なことは「ま、いっか」と水に流せるし、いいことがあったときにはたとえ雨が降っていても空がやけにまぶしく感じられる。
しか〜〜し「緑道にはウォーキングやジョギングをしている女性を追いかける男がいる。気をつけて」と近所の人から注意を受けました。夫からも「危ないから気をつけて」とか言われる。70近いばあさんを襲う人なんていないよ、と鼻であしらっていたのですが……。
ある日、ウォーキングコースのひとつの緑道を歩いていると、背後2メートルくらいのところをピタッとくっついて歩いてくる人がいるのです。その距離が気持ち悪い。歩くペースを早めたり、ゆっくりしたり、途中で道を変えたりしても、ピタッと同じ距離でついてくる。2キロ歩いても背後霊のようについてくる。そのとき近所の人の言葉を思い出し、気持ちの悪さを超えて恐怖にかられ、その日は途中で切り上げて人通りの多い商店街に戻って買い物をして帰宅しました。
それから3日ほどたってから同じ緑道を歩いていたら、途中からまた2メートル男がついてくるではないですか。
こんどは気持ち悪いのを通り越して、まず恐怖に襲われたのだけれど、ふと、このままじゃだめだ、と警察に通報を決意。
そうすると驚いたことに、つぎに通ったときにはパトカーと自転車でおまわりさんが複数人、巡回しているではないですか! その後も巡回は不定期ではありますがつづいており、2メートル男は出現していません。
そうか、と私は気づきました。
70歳近いばあさんがそんな嫌がらせにあうはずがない、考えすぎだ、とか
夜にウォーキングするほうが悪いから時間帯をもっと早くしよう、とか
ウォーキングコースがよくないから変えよう、とか
そういうことではなく、「警察に通報する」というのが私がとれるもっともよい対策だったのだ、と。
「私が悪いんだ」「私ががまんすればすむこと」と黙ってやりすごすのではなく、行動すること。
それができたのは、2年間フェミニズムを学んできたおかげだと思います。
とまたまたこじつけのようですが、今週末にせまってきたイベントです。
「フェミニズムってなんですか?」刊行記念
「きっとあなたにも必要なフェミニズム」
6月18日(土)15時〜17時
https://atta2.weblogs.jp/ryushokan/25-トークショー/
詳しくは↑
申し込み・お問い合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメ-ル:
主催:隆祥館書店 協力:文藝春秋
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