鹿島戦終了後、他会場での結果を待っていた選手たちが残留決定を知って飛び上がって喜ぶ姿を見て、なんかもうね……はっきり言って喜びとか安堵感とか以上に、虚しさを感じました。違うだろう、と。
もちろん残留が決まってほっとしたし、もし降格とかPOとかにまわっていたら、怒りや悲しみがこみあげていたかもしれないけれど、でもなあ、残留決まって大喜びってなんか違わないですか? 違和感がある、という言い回しが大っ嫌いなのだけれど、胸にこみあげるこの複雑な気持ちはまさに「違和感がある」でした。

つぎの監督がどなたになるのか?
補強はどうするのか?
それ以上に、誰が来季もガンバのユニを着るのか?
シーズン終了とともにそんな情報を漁っていたのだけれど、今年はその気持ちがわいてこない。
なんだろう、胸にこみあげるこの喪失感と焦燥感。
降格した年もこんな気持ちにはならなかった。
2012年からここで書き続けた「ガンバは生まれ変わらなければならない」とか「新しいガンバをつくっていってほしい」とか、そんな言葉が今年はむなしく私の胸で響き渡ってしまいました。その残響がまだ続いている感じ。
 
来季はどうなるか……不安も期待もできるかぎり抑えて、できれば情報シャットアウトして、シーズン開幕を待とうと思います。