昨年12月の健康診断で、初めて高血圧と要注意になった。
 あきらかに危険な数値、だそうだ。動脈硬化を起こしている可能性が高いとのこと。
 高血圧やら動脈硬化が何を意味しているかわからなくて、あわてて本を読んでみた(なにごとも本から入る私)そこに書かれた数値から判断するに、私の血圧は最大も最小も危険なところにある。脳梗塞や心臓発作を起こす危険性が高いらしい。
 まったく自覚症状がないし、これまで何年も一度たりとなかった数値がなぜに今年たたき出されたのか?
 体重はBMI22で推移している。
 体脂肪率も30%を切る。
 酒をほとんどやめて3年以上たっているしタバコも吸っていない。
 毎日ウォーキングは欠かさず、太極拳も続けている。
 父や祖母が高血圧だったことから、減塩には気を使っている。
 それでも昨年は脂質異常症とともに、高血圧の診断。
 さっそくに家庭ではかれる血圧計(腕をつっこむ形)を購入して、毎朝、毎晩測ってみた(いまもはかっている)
 起床から食事前の1時間以内と就寝前に測れ、とあるので、そういうところは几帳面でク★まじめな私は起床後に着替える前、お風呂からあがって30分後の就寝前に測って1ヶ月。
 測り始めてから1週間は高い! どうしよう!!! とあせり、お正月休みがあけたら医者に行かなくちゃと思っていたのだが、まあ、しかたないやと開き直った直後からいきなり下がった。
 あれ??? なんで???
 ちょっと様子をみようかなと思っているうちにもう1月も終わる。3週間ほど一応安全域だ。
 でも年末年始に高かったことはまちがいない。その前も高かった可能性も高い。
 今日こそは1ヶ月つけた血圧日記を持って医者にいってみようと思っている。
 
 そしていま、今回の件であたふたした自分を反省している。
 なぜに高血圧の数値でこんなに動揺したのか?
 それは私が自分の老いを受け入れられないからだ。
 動脈硬化なんて自分には起こらないと決めてかかっていた。
 血管だけではなく、私のからだは50代くらいの機能を維持しつづけるとなんの根拠もなく傲慢にも思い込んでいた。
 だが、そうではないのだと思い知らされた。
 私のからだもさまざまな老いのリスクにさらされている。あたりまえだ、年齢を重ねているのだから。あれをしたから若いままでいられるとか、これをがまんしたら老いが食い止められるとかいう情報に振り回されて、そこにエネルギーを使うのはおろかなことだったと気づいた。
 だいじなことは、いまの自分を受け入れること。
 老いていく自分を受け入れること。
 受け入れることは容易ではないけれど、受け入れないとこの先つらいだろうなあと思う。
 今日できることが明日はできないかもしれない。
 今日はどこも痛くなくても、明日は突然痛いところがでてくるかもしれない。
 でもそんな明日を恐れないで、今日できること、今日痛くないことを感謝して日々を過ごさなくちゃなと思っておりまする。
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 梅の季節になりました。ウォーキングというより月見や星観察散歩となっているけれど、そこに花が加わって楽しい季節が幕を開けます。