昨年の開幕戦で期待が高まるとか書いたにもかかわらず、早くも3月には「思い出したくもない(試合)」とか書いているので、もう今季は期待がどうのこうのとはいいません。
でも、過剰にネガる必要はない昨日の開幕戦でした。
っていうか、ひさびさにワクワク、ドキドキ、ハラハラしましたよ。
何回も時計を見たのは昨年と変わりないけれど、そのたびに「え? もうこんなに時間が経ったの?」という気持ちになったのも久しぶりです。
私の昨年の最後の生観戦はパナスタでのvs横浜Fマリノス戦で、あのときはもうひたすら「耐えて跳ね返しているガンバ」を見ながら「耐えて座っている私」状態でした。もう後半途中で帰り支度を始めちゃったからね。
でも、昨日は最後の最後までピッチから目が離せませんでした。
これからどんなチームになっていくのだろう?
どんなサッカーを志向するのだろう?
そんなことを想像しながら、まだワクワクしています。

といきなり昨年回顧からスタートしましたが、昨日の驚きはなんといってもGK谷!!!でしょう。
ヒガシもすばらしいGKで、っていうか、ヒガシがすばらしすぎるが故にヒガシがいなくなったらガンバはいったいどうなっちゃうんだろう、という思い、じゃなくて恐怖さえ覚えていたところに、谷!
(ガンバの)左サイドを柏の選手(あとで確認)がドリブルで持ち込み、ギョンウォンが振り切られてにペナルティエリアに侵入されたとき、谷が飛び出してボールをかき出したあのプレーを見たとき、あ〜〜少なくともGKに関してはガンバはJリーグのトップ層にいる、と確信、安堵しました。
宇佐美のゴールも、ダワンのゴールも、本当にすばらしくて、一瞬涙が出そうになりました。リーグ戦で逆転したシーンの記憶があまりなくて、実はハーフタイムにしょぼくれていたのですが、あの2点でほんとにガンバ愛がまた燃えてきましたよ。
まあね、そのあとの試合の終わらせ方は大きな課題ですがね。
5バックにしてバランスを崩す必要があったのか? とシロートは疑問に思いますぞ。
終了後に谷と宇佐美が本当に悔しそうでしたが、うつむきそうになる若い選手たち(きのうのスタメンの平均年齢は25.8歳だとか)を宇佐美キャプテンが励まして顔をあげさせていたのが印象的でした。

ポヤトス監督がいうように、チーム始動から1ヶ月でやりたいサッカーが完成していたら、そっちのほうが問題です。
熟成度からいうと、同じように新加入選手を3人スタメンで使ってきて、レジェンドの大谷さんがいない初めてのシーズンを送ることになった柏のほうがはるかに上でした。
でも、その柏の戦い方に対応して前半は食野と杉山をワイドにはらせて、柏の強みである両サイドを自由にさせない布陣にしたことや、後半に入って宇佐美をもっと前めでプレーできるようにダワンと山本悠の位置を高めに変えた修正(それが得点につながった)には、監督の意図を実現する力がガンバに出てきたことを感じさせました。
ともあれ、開幕第一戦は今年の目標のひとつである「退屈しないサッカー」は達成できたかなと。
来週の鳥栖戦もワクワクドキドキです。

最後になりましたが、小野瀬、湘南での初ゴールおめでとう! ビューティフルゴールでしたよ。