8月2日夜に日本に帰国しました。
あ〜〜〜もっとニュージーランドでサッカー三昧していたかった。なでしこジャパンをもっともっと見ていたかった、と思っているのですが、さすがに一ヶ月家をあけることになんだか罪悪感を覚えてしまう私は、おそらく遊んで暮らせないアリタイプの人間なのでしょう。一ヶ月日本を留守にしていたって、 別にどうってことないんですけれどね。
その「問題」(なのか?)はさておき、7月30日からの滞在日記を書いておきます。
7月30日(日)
快晴であたたかい1日。「女子サッカー140年史」を紙面で取り上げてくださった記者のMさんとハーバーでランチ。
Mさんから「国会議事堂は行かれましたか? きっと実川さんには興味深いと思いますよ」と言われて、ランチ後に議事堂へ。ビーハイブ(蜂の巣)と呼ばれるユニークな建築で知られるニュージーランドの国会議事堂で、1時間のツアーに参加しました。円形のそのデザインも、多様な人々それぞれの権利と自由を尊重する意味がこめられている、というツアー最初の案内からぐっと気分が盛り上がりました。
性的、人種的な差別や格差をなくして、平等な社会システムをいかに構築していくかを話し合うようになるまでの議会の歴史や、1996年の選挙制度の改革によって女性や人種的マイノリティの議員が増えたこと、それによって社会的弱者とされる人たちの権利が保障されるようになったことなどがツアーでわかりやすく説明されました。
ツアー後に「日本は政治参加する女性がとても少ない。NZはどのように女性議員の数を増やしていったのか?」と受付の人に聞いたら、「それについては最適な人がいるから紹介する」と政治におけるジェンダー研究をしている方を連れてきてくれました。日本で3年暮らしていたというその方から議員内に設けられたジェンダー平等のための一室でじっくりと話を聞いて、資料をどっさりもらい、おすすめの本を紹介してもらうなどしてとても中身の濃い3時間を過ごしました。
ニュージーランドは1893年、世界でもっとも早く女性が参政権を獲得した国だとか。女性の社会的な権利獲得に尽力したケイト・シェパードのシルエットが議事堂周辺の信号になっています。シェパードだけでなく、マオリの女性たちの権利獲得に尽力したメリ・テ・タイ・マンガカヒアも称えられていることにも感銘を受けました。あ〜〜もっと学ばなくてはなあと重くなったリュックをかついでホテルに帰ったのでした。
7月31日(月)
グループリーグの最後を締めくくる日本vsスペイン戦。
朝から緊張が高まり、FIFA+のハイライトで日本代表の試合を見返したり、スペインの戦いぶりをチェックしたりしていると、ニュージーランドで知り合ったジルズから「日本戦のチケットをとったよ」と連絡が入り、スタジアム近くで会う約束をしました。そしたら日本代表応援団(?)の方からも連絡があり、一緒にランチしましょうと誘っていただいたので、街中のおしゃれでおいしいカフェで集まりました。
ラウンド16で日本は1位抜けならノルウェー、スペインに負けるか引き分けで2位になったらスイスと対戦することになるので、ノルウェー、スイスどちらが与し易いかという話題でしばし盛り上がり、結論として「どっちでもいいから、とにかく勝ってほしい」で締めくくり。
その後ジルズと会ったら、仕事でどうしてもオフィスに戻らなくてはというので、私もいったんホテルに帰って全身日本グッズでかためてスタジアムへ。勇んで歩いていると、いろいろなかたから「GO JAPAN」と声をかけてもらって気分は盛り上がります。
キックオフ3時間以上前にスタジアムに到着して、応援団の方たちとさっそく「ニッポン、ニッポン」のコール。日本チームのバスが通りかかるところで入り待ちもして声援を送りました。
結果はご存知のとおり4−0で圧勝。いや、あれは圧勝といったらいいのかどうかわからないけれど、電光石火の速攻と、田中美南選手と憎いばかりの個人技で試合を決めました。なでしこジャパン、誰が出ても強い!!
ジルズから「なに、このすごさ! 選手全員が自信を持ってやっているのがわかる。楽しいサッカーだね! モトコの代わりにラウンド16も準決勝も日本を応援するよ」と褒めてもらいました。
4−0勝利に歓喜の雄叫びをあげる!
8月1日(火)
NZは冬なので、夜が明けるのが8時ごろ。9時発のオークランドに戻る飛行機に乗るためにホテルを出たときはまだあたりが真っ暗でした。
オークランドでホテルに到着したら、フロントの人から「おかえりなさい。日本、ほんと強いですね。すごい」と言われていい気分に。
夜はオークランドにやってきたジルズとアメリカvsポルトガル戦を一緒に観戦。翌朝6時にホテルを出ないといけないので、試合終了直前にスタジアムを出て急ぎ帰りのワールドカップ特別仕立て電車に乗ってホテルに帰りました。
なんだかあまりおもしろくない試合でしたが、アメリカからやってきたファンの多さと熱気には圧倒されました。
8月2日(水)
予約しておいたタクシーで空港へ。帰りは直行便で、10時間ちょっとで成田到着。
NZ滞在正味13日で、7試合観戦。オークランド→ハミルトン→オークランド→ダニーデン→ウェリントン→オークランドと駆けめぐり、とても充実した日々でした。
行きの飛行機でお会いした方にも、スタジアムで会って観戦仲間になったジルズにもいったのですが、私はまたニュージーランドに行きたい。そんな思いを強くしたすてきな国、ニュージーランドでした。
ワイカト河沿いの散歩は気持ちよかったなあ
あ〜〜〜もっとニュージーランドでサッカー三昧していたかった。なでしこジャパンをもっともっと見ていたかった、と思っているのですが、さすがに一ヶ月家をあけることになんだか罪悪感を覚えてしまう私は、おそらく遊んで暮らせないアリタイプの人間なのでしょう。一ヶ月日本を留守にしていたって、 別にどうってことないんですけれどね。
その「問題」(なのか?)はさておき、7月30日からの滞在日記を書いておきます。
7月30日(日)
快晴であたたかい1日。「女子サッカー140年史」を紙面で取り上げてくださった記者のMさんとハーバーでランチ。
Mさんから「国会議事堂は行かれましたか? きっと実川さんには興味深いと思いますよ」と言われて、ランチ後に議事堂へ。ビーハイブ(蜂の巣)と呼ばれるユニークな建築で知られるニュージーランドの国会議事堂で、1時間のツアーに参加しました。円形のそのデザインも、多様な人々それぞれの権利と自由を尊重する意味がこめられている、というツアー最初の案内からぐっと気分が盛り上がりました。
性的、人種的な差別や格差をなくして、平等な社会システムをいかに構築していくかを話し合うようになるまでの議会の歴史や、1996年の選挙制度の改革によって女性や人種的マイノリティの議員が増えたこと、それによって社会的弱者とされる人たちの権利が保障されるようになったことなどがツアーでわかりやすく説明されました。
ツアー後に「日本は政治参加する女性がとても少ない。NZはどのように女性議員の数を増やしていったのか?」と受付の人に聞いたら、「それについては最適な人がいるから紹介する」と政治におけるジェンダー研究をしている方を連れてきてくれました。日本で3年暮らしていたというその方から議員内に設けられたジェンダー平等のための一室でじっくりと話を聞いて、資料をどっさりもらい、おすすめの本を紹介してもらうなどしてとても中身の濃い3時間を過ごしました。
ニュージーランドは1893年、世界でもっとも早く女性が参政権を獲得した国だとか。女性の社会的な権利獲得に尽力したケイト・シェパードのシルエットが議事堂周辺の信号になっています。シェパードだけでなく、マオリの女性たちの権利獲得に尽力したメリ・テ・タイ・マンガカヒアも称えられていることにも感銘を受けました。あ〜〜もっと学ばなくてはなあと重くなったリュックをかついでホテルに帰ったのでした。
7月31日(月)
グループリーグの最後を締めくくる日本vsスペイン戦。
朝から緊張が高まり、FIFA+のハイライトで日本代表の試合を見返したり、スペインの戦いぶりをチェックしたりしていると、ニュージーランドで知り合ったジルズから「日本戦のチケットをとったよ」と連絡が入り、スタジアム近くで会う約束をしました。そしたら日本代表応援団(?)の方からも連絡があり、一緒にランチしましょうと誘っていただいたので、街中のおしゃれでおいしいカフェで集まりました。
ラウンド16で日本は1位抜けならノルウェー、スペインに負けるか引き分けで2位になったらスイスと対戦することになるので、ノルウェー、スイスどちらが与し易いかという話題でしばし盛り上がり、結論として「どっちでもいいから、とにかく勝ってほしい」で締めくくり。
その後ジルズと会ったら、仕事でどうしてもオフィスに戻らなくてはというので、私もいったんホテルに帰って全身日本グッズでかためてスタジアムへ。勇んで歩いていると、いろいろなかたから「GO JAPAN」と声をかけてもらって気分は盛り上がります。
キックオフ3時間以上前にスタジアムに到着して、応援団の方たちとさっそく「ニッポン、ニッポン」のコール。日本チームのバスが通りかかるところで入り待ちもして声援を送りました。
結果はご存知のとおり4−0で圧勝。いや、あれは圧勝といったらいいのかどうかわからないけれど、電光石火の速攻と、田中美南選手と憎いばかりの個人技で試合を決めました。なでしこジャパン、誰が出ても強い!!
ジルズから「なに、このすごさ! 選手全員が自信を持ってやっているのがわかる。楽しいサッカーだね! モトコの代わりにラウンド16も準決勝も日本を応援するよ」と褒めてもらいました。
4−0勝利に歓喜の雄叫びをあげる!
8月1日(火)
NZは冬なので、夜が明けるのが8時ごろ。9時発のオークランドに戻る飛行機に乗るためにホテルを出たときはまだあたりが真っ暗でした。
オークランドでホテルに到着したら、フロントの人から「おかえりなさい。日本、ほんと強いですね。すごい」と言われていい気分に。
夜はオークランドにやってきたジルズとアメリカvsポルトガル戦を一緒に観戦。翌朝6時にホテルを出ないといけないので、試合終了直前にスタジアムを出て急ぎ帰りのワールドカップ特別仕立て電車に乗ってホテルに帰りました。
なんだかあまりおもしろくない試合でしたが、アメリカからやってきたファンの多さと熱気には圧倒されました。
8月2日(水)
予約しておいたタクシーで空港へ。帰りは直行便で、10時間ちょっとで成田到着。
NZ滞在正味13日で、7試合観戦。オークランド→ハミルトン→オークランド→ダニーデン→ウェリントン→オークランドと駆けめぐり、とても充実した日々でした。
行きの飛行機でお会いした方にも、スタジアムで会って観戦仲間になったジルズにもいったのですが、私はまたニュージーランドに行きたい。そんな思いを強くしたすてきな国、ニュージーランドでした。
ワイカト河沿いの散歩は気持ちよかったなあ
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