サッカー担当記者による今年のJ1予想順位で、多くの記者がガンバを降格、もしくは降格争いに位置付けています。まあね、終盤の失速具合を見れば妥当な判断? 主力がどんどん出ていくし、あれだけ負けがこんでたのに監督を代えないし、補強も主力抜けたあとを埋めるみたいな感じだし、仕方ないかな。
と思いつつも、くやしく、さびしい気持ちはぬぐえず。
同志が10年くらい前、「ガンバは監督が替わっても変わらない。ヤットが抜けたあとに一番大きな変革が迫られるはずだ」といってたのを思い出します。2014年、長谷川監督のもと昇格即三冠を成し遂げたころかな。
また別のガンバサポが、宮本さんが解任されたときに「ツネさんの最大の業績は大先生(ヤットさんのことを彼はそう呼んでいる)を主軸から外すと断行したことだ。ガンバが変わるためにはどうしてもやらなくてはならないことだった」といっていたのも思い出します。
ガンバというチームにおいて、それくらい大きな存在だったヤットさんが選手を引退、ガンバに戻ってきました。トップチームのコーチとして。
サッカー誌記者で「遠藤保仁がコーチになったことがガンバに与える影響」についてふれている人は少ないのだけれど(っていうか私が見てないだけか?)、私は今年一番の「補強」だったと思っています。いや、補強、というよりも、影響かな。ピッチの外側にいても、ヤットさんの影響力は大きい。それがよい風を吹かすのか、それとも空気をよどませてしまうのか。それが私にはいまのところ見えません。
ヤットさんはクラブにおいても代表においても、監督がめざすサッカーを一番理解していた選手のように思います。監督も監督で、ヤットさんをどう生かすかを考えてチーム作りをしていたんじゃないか(監督はそんなことを認めないけれどね)。とくに西野さんはそうだった。それがあまりにも見え見えすぎて、ときに私は腹立たしかった。いつまでたっても同じスタイルのサッカーをしていることが。長谷川さんも無視できなかった。脱ヤットをはかろうとしてもかなわず、やはりヤットさんを中軸にすえて三冠達成。
でもヤットさんが何度も繰り返しいっているように、サッカーは11人でやるチームスポーツです。軸となる選手がいても、そのほかがただの駒ってわけじゃない。ヤットさんはそのことを一番よくわかっていたのではないか。
ヤットさんのあとをつぐ「軸」として宇佐美選手が名乗りをあげ、昨季から7番をつけています。遠藤のあとは宇佐美で、というクラブ側の意向もあるだろうし、もちろん宇佐美選手自身もその自覚があってのことでしょう。でも、ヤットさんと宇佐美選手はちがう。実力や実績が上だ下だ、というレベルではなく、2人はまったく別の選手だし、別の人格です。同じピッチにいたときは、ヤットさんがやはり軸となり、宇佐美選手もその意を汲んで気持ちよくプレーしていて、チームはうまくいっていたように思います。
それがピッチの内と外に分かれたとき、どうなるのだろう?
新旧の軸がコーチと選手としてうまく連動し、相乗効果を産んだら今季のガンバは化けるだろうし、齟齬が生じればやはり今季も降格争いかも。
むずかしいところだな。
そんなわけで、私は順位予想ができないでいます。でも、ガンバはやはり私にとってたいせつな存在なので、ひと桁順位で予想したいな。
と思いつつも、くやしく、さびしい気持ちはぬぐえず。
同志が10年くらい前、「ガンバは監督が替わっても変わらない。ヤットが抜けたあとに一番大きな変革が迫られるはずだ」といってたのを思い出します。2014年、長谷川監督のもと昇格即三冠を成し遂げたころかな。
また別のガンバサポが、宮本さんが解任されたときに「ツネさんの最大の業績は大先生(ヤットさんのことを彼はそう呼んでいる)を主軸から外すと断行したことだ。ガンバが変わるためにはどうしてもやらなくてはならないことだった」といっていたのも思い出します。
ガンバというチームにおいて、それくらい大きな存在だったヤットさんが選手を引退、ガンバに戻ってきました。トップチームのコーチとして。
サッカー誌記者で「遠藤保仁がコーチになったことがガンバに与える影響」についてふれている人は少ないのだけれど(っていうか私が見てないだけか?)、私は今年一番の「補強」だったと思っています。いや、補強、というよりも、影響かな。ピッチの外側にいても、ヤットさんの影響力は大きい。それがよい風を吹かすのか、それとも空気をよどませてしまうのか。それが私にはいまのところ見えません。
ヤットさんはクラブにおいても代表においても、監督がめざすサッカーを一番理解していた選手のように思います。監督も監督で、ヤットさんをどう生かすかを考えてチーム作りをしていたんじゃないか(監督はそんなことを認めないけれどね)。とくに西野さんはそうだった。それがあまりにも見え見えすぎて、ときに私は腹立たしかった。いつまでたっても同じスタイルのサッカーをしていることが。長谷川さんも無視できなかった。脱ヤットをはかろうとしてもかなわず、やはりヤットさんを中軸にすえて三冠達成。
でもヤットさんが何度も繰り返しいっているように、サッカーは11人でやるチームスポーツです。軸となる選手がいても、そのほかがただの駒ってわけじゃない。ヤットさんはそのことを一番よくわかっていたのではないか。
ヤットさんのあとをつぐ「軸」として宇佐美選手が名乗りをあげ、昨季から7番をつけています。遠藤のあとは宇佐美で、というクラブ側の意向もあるだろうし、もちろん宇佐美選手自身もその自覚があってのことでしょう。でも、ヤットさんと宇佐美選手はちがう。実力や実績が上だ下だ、というレベルではなく、2人はまったく別の選手だし、別の人格です。同じピッチにいたときは、ヤットさんがやはり軸となり、宇佐美選手もその意を汲んで気持ちよくプレーしていて、チームはうまくいっていたように思います。
それがピッチの内と外に分かれたとき、どうなるのだろう?
新旧の軸がコーチと選手としてうまく連動し、相乗効果を産んだら今季のガンバは化けるだろうし、齟齬が生じればやはり今季も降格争いかも。
むずかしいところだな。
そんなわけで、私は順位予想ができないでいます。でも、ガンバはやはり私にとってたいせつな存在なので、ひと桁順位で予想したいな。
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