行ってきました、味スタ。
 1カ月に2回も魔境に足を踏み入れるとは、自分の勇気と根性に脱帽です。
 試合前に同志たちに「FC東京は水曜日に120分試合をしている。ガンバは体力的に有利」とか言われました。もしほかのスタジアムならば「そうだね」と頷くところですが、そこは魔境味スタ。私は21世紀に入ってから味スタでガンバの勝ち試合を1試合しか見たことがありません。(しかもその1勝はそれに2年前に新国立で行われたFC東京戦では、凍えるような雨のなかを、凍りつくほどの完敗を見せられて、スタジアムだけではなくFC東京と東京で試合をするとろくなことはない、と重い足取りで帰宅した記憶がまだ鮮明。
 でも試合が始まると、あれ? あれあれ??? 宇佐美もポヤトスさんも、試合前日インタビューで守備重視で行くって言っていたのに、攻撃的じゃない? ボールポゼッション率も高いし、プレッシングも効いてる。21世紀に入ってから、FC東京さん相手にこんなに機能するガンバは見るのは初めてかも。
 ハーフタイムには関東サポのかたと会いました。その方から「ガンバはみんないい。これは今日勝ちますよ」と太鼓判を押されました。「昨年と比べると、あきらかにチームが機能している。でも真ん中にどっしり構えるCFが欲しいですねえ。干されて余っている誰かいませんかねえ」と脳内検索している模様。私がまだ「シュートが足りない。ペナルティエリア近くでパス回しばかり」とかなんとか悲観的なことをつぶやくのも馬耳東風と聞き流し、「うん、今日のガンバはいい! 試合がおもしろい。後半もきっと大丈夫。湘南戦も行こう!」とニコニコ笑顔。
 そして後半。私から見ると「交代が遅い!」ポヤトスさんがやっとピッチに送りこんだのは、故障明けの山田と、安定感と運動量の倉田。
 そしてその直後、右のウエルトンからのマイナスのクロスを、ワントラップしてボレーでゴールに流し込んだのが山田! 交代後1分とありましたが、私にすると20秒後くらいに思えました。ファーストタッチで、移籍初ゴール。素晴らしい!
 しかしVARが入って、どうやらその前の黒川のファウルが検討されたようですが、無事認められました。2週連続で「もっとイッタレ!」がやれて、私、大興奮。たぶん脳の毛細血管が2本ほど切れたような。
 ロスタイムが終わるぎりぎりにFC東京にゴールを許した……と思ったのですが、これはVARでオフサイドの判定となり取り消し。
 昨年はVARでことごとくガンバにはがっくりの判定でしたが、今年は鹿島戦以外はだいたい「よかよか」な判定です。VAR、これからもガンバをリスペクトするように(エラソー)
 山田の初々しい(?)「いきまーす」のかけ声からのガンバクラップを堪能して、また別の関東ガンバサポの方たちと帰途につきました。笑顔で味スタからきゃっきゃっと帰ってこられるなんて! 21世紀に入ってから(しつこい!)初ではないかと。
 さて5月は公式戦を4勝1分1敗というまずまずの結果で終わったガンバ。(まあ、その1敗がルヴァン敗退ではあったのだが)私の観戦成績も2勝1分です。
 来週は湘南戦。最後にレモンガススタジアムで見た試合は、町野選手ひとりに4得点されてしまうというなんとも情けない結果でしたが、さて今年はいかに。