昨日は大和市が企画主催する「レディースサッカー体験会」というのに行ってきました。久々にシューズはいて、ボール蹴って、とても楽しかったです。
ボールを蹴ることは、快感です。ボール蹴るたびにドーパミンがどっと出る感じ。いや、データの裏付けも何もなく、ただ私の感覚でしかありません。へたっぴい初心者のいうことだから、万人にあてはまることではないと思いますが、うん、昨晩はドーパミンいっぱい出たぞ、きっと。
50歳を前にして「こんなにサッカー好きなのに、ボールを蹴らないで死ぬわけにはいかない」と、「大人のためのサッカー教室」に入会し、多いときには1週間に4回もボールを蹴っていた時期がありました。チームにも入ったし、合宿にも参加したし、家で自主練とかもやってました。ぜんぜん上手くならなかったし、怪我もしたし(結局そのためにやめざるをえなかった)、試合に出してもらうたびに役立たずの自分が申し訳なかったのだけれど、でもボールを蹴るのは楽しかった。
昨年、久しぶりにシューズをはいてウォーキングサッカーに参加させてもらったとき、楽しさを思い出しました。そのときの縁でまたボールが蹴ることができました。
私は運動神経がなくて、中学まで走るのは遅いし、リズム感がないからダンスも何もかも下手で運動会が大っ嫌いでした。特にボールを使う競技がダメダメ。ボールを投げたらとんでもない方向に飛んでいくし、ボールをキャッチすることもあまりできない。ドッジボールとかでは一番にボールをあてられて外でのそのそしているタイプ。でもからだを動かすのは嫌いではなかった……じゃなくて好きでした。ただ鈍臭い自分が恥ずかしくて、積極的にスポーツに一生懸命になることはないまま年ばかり食ってしまった。(水泳とか長距離を走るとかは少しだけ得意だったけれど)
でも50歳を前にして「もう見栄張っている年齢じゃない。好きなことをやって何が悪い?」とサッカー教室の門をたたきました。そこでも一緒に入った人たちがどんどんうまくなっていくのにいつまでたっても鈍臭いまま。「私はなんでこんなことをやっているのだろう???」と思うことの方が多かったかな。
「サッカー? その歳でそんなことやって何になる?」「いい歳してやることか?」「怪我したらどうする?」といろいろ言われたし、言われても「ああ、そのとおりです」としか答えようがなかった。でもいま思います。
どれだけ恥をかいても、どれだけアカン自分にうんざりしても、たとえ5年くらいにせよ夢中になってサッカーをやっていてよかったな、とね。
70歳になってもボールを蹴ることができて、ああ、気持ちがいいって思えることが幸せです。
人生にやって無駄なことはひとつもないんだと実感してます。