6月もまた駆け足ですぎていき、2024年上半期が終わりました。
今年の初めに、今いる世界を守っているだけではなく、新しい世界に思い切って飛び込んでみようと決意を新たに半年たちました。
これまでなかなか出会うことがなかった人たちの講演会やセミナーにいって話し合いをしたり、目に入ってなかったジャンルの映画を見たり、これまで敬遠していたライトノベルに手を出したらめちゃハマってしまったり、長年見ていなかったNHK朝ドラを見始めたり、その合間に仕事をしたりで、忙しいわ、ほんと。
ハマったライトノベルはこないだも書きましたが「本好きの下剋上」(香月美夜著)。33巻読み終わりました。どっぷりハマって、「あと1時間仕事したら、マインの世界にちょっと浸ろう」と仕事のやる気をあげるために利用するほど。あ〜〜読み終わってしまっていまロスです。
ほかにも「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」(宮澤未奈著 新潮社)も一気読み。楽しい小説でした。
朝ドラ「虎に翼」を見るようになったことから、毎日のように「虎に翼」についてツイートしていらっしゃる小川公代さんの新著「翔ぶ女たち」(講談社)をさっそく読みました。トークイベントにも行った。
 そしてこの本で紹介されているキャロル・ギリガンの名著「もうひとつの声で 心理学の理論とケアの論理」にうなりました。私が40年間悩んでいる「家事と育児と夫のお守りと親の介護と仕事の5つをどうこなしていくか」を自分に納得させる答えのひとつが見つかったようにすっきり……いやすっきりはしないけれど、そうか、そう考えればよかったのかと納得するところは見つかりました。
うなったといえば、もう首がガクガクするくらい「そう、そうなんだよ!」とうなずくばかりだったのが「いばらの道の男の子たちへ ジェンダーレス時代の男の子育児論」(太田恵子✖️田中俊之)。ファッション雑誌STORYで子育てについての読者からの疑問に答える形で、弁護士の太田さんと、男性学研究者の田中さん(お二人とも息子が2人いらっしゃる)が対談したもの。ファッション雑誌がジェンダーを真っ向から取り上げたこんなすごい連載をやるようになったのか、とそちらにも感動。何しろ第1章が「うちの息子が社会で勝ち抜けなかったらどうする?」でいいのか? という問題提起で、男の子の過剰な(そして「それに勝ったからといって何?」というような)マウンティング行動を論じていたり、ほんと「そこそこそこ〜〜〜」というかゆいところに手が届くような答えがすばらしい。

6月は映画館に行く時間が取れなかったのだけれど、配信で見た「パリ20区、僕たちのクラス」がとても良かった。2008年にカンヌ交際映画祭でパルムドールに輝いた作品。自分の体験をもとに脚本を書き、主演したフランソワ・ペゴドーの演技がすばらしい。生徒たちも全員が演技経験がなかったそうだけれど、1人1ヶ月ずつ訓練したそう。14歳から15歳にかけてのむずかしい年頃の子どもたちが、むずかしい環境のなかで成長していき、先生たちも成長する姿が描かれていて、感動しました。

6月も充実した時間が過ごせたかな。忙しくて、体力の限界に挑戦してます、みたいな日々が続いたけれど、体調を崩すことなく乗り切れたのはありがたい。
これから苦手な夏が本格的に始まりますが、下半期は少しギアを落として徐行運転しようと思っています。