8月の最終週にバリ島に行ってきました。
前に勤めていた会社の同僚たちと久しぶりの海外旅行です。この仲間で出かけるのは6年ぶりかな。海外旅行慣れしている人たちではあるけれど、コロナをはさんで久しぶりの海外という人もいて、いささか緊張しました。
全員バリ島は初めて。いまやほとんどが70代に突入しているので、もうあちこち移動したくない、だからツアーはやめよう、時差ができるだけないところにしよう、というので選んだ地はバリ島の山のほうにあるウブド。ウブドを選んだ理由は、街が小さくて、観光の中心までホテルから徒歩で移動できるのではないか、と地図をにらんでの判断だったのですが、いささか甘かったと気づいたのは実際に街歩きをしてから。
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(機内から見たバリ島。富士山よりも高いというアグン山とバトゥール山がきれいに見えました。神秘的!)
バリ島デンパサールの空港まで成田から7時間20分。「台風が上陸する前に飛び立って、台風が抜けたところで帰ってこられるね」とかなんとか楽観気分で飛び立ったのですが、これまた甘かったな。
デンパサール空港からウブドまでタクシーで1時間半、とガイドブックに書いてあったのだけれど、頼んでおいた迎えの車の運転手、スーさんが車に乗り込むなり「渋滞する時間帯なので、最低でも2時間半はかかります」とのこと。またまた甘かったな。
公共交通機関のないバリ島では、通勤も通学も車かバイク。とくにバイクが半端ない多さ。ベトナムのホーチミンを思い出します。いや、あのとき以上の渋滞っぷりだったかな。
到着は夕方5時半だったのに、ウブドのホテルにたどりついたのは9時前でした。
ホテルの部屋を案内されるなり「決して窓を開けてはいけない。お猿さんが飛び込んで部屋を荒らします」と注意されました。ホテルはモンキー・フォレストという猿が群生するジャングルに隣接していたので。
翌朝窓越しに、お猿さんの群れが窓のすぐそばでくつろいでいる姿を観察し、窓を開けてはならないことを肝に銘じました。
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(私たちが窓を開けるのを待ち構えているんじゃないかというくらい近くで右往左往なさるお猿さまたち)

ホテルまで連れていってくれた運転手のスーさんは日本語がぺらぺらで、ガイドをしているというので、翌日は車であちこち連れて行ってもらうことにしました。
景色がきれい、というので北部のバトゥール山とバトゥール湖を眺め、パワースポットの一つ、水浴びをして願い事をするというティルタ・ウンプル寺院で頭に水をかけて「またこのメンバーでいろいろなところに元気で旅ができますように」と願い、ジャコウネコが食べて糞で出したコーヒー豆を試飲し、ライステラス(要するに棚田)を眺め、バリ島北東部をざっくり観光。
夜にはホテルで伝統舞踏を見ながらディナーショー、とまずは典型的観光を楽しんだのでした。
(続く)

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