母が70歳になってから何回か手術をしたことをきっかけに、関西に通うようになって今年で21年目となります。先日、母は無事、めでたくも92歳の誕生日を迎え、施設の方たちとお祝いしてきました。めでたい、めでたい! 病気をしたり、骨折したりを繰り返しても、92歳まで立派に生きて誕生日を祝えて、こんなめでたいことはない、はず。
今、振り返ると、病気がきっかけになったかどうかは今となるとさだかではないのですが、両親の生活にいろいろと支援が必要になってきたのが20年ほど前でした。当時は両親とも70代で、父はまだ週3回ほど仕事に出かけていましたが、それでも何かというと電話をかけてきては、あれをやってくれ、これを手伝ってくれ、と頼まれるようになり、多いときでは2ヶ月に3回くらい関西に通うようになりました。
たとえば庭の植木の剪定や家の掃除を業者に頼んでほしい、風呂場の排水管が詰まったからどうにかしてくれ、はてはお客さんを招待したのでこっちにきて家を掃除して手料理を作ってくれ、というのも多かったかな。まだ私も子どもたちが中学〜大学生くらいで、仕事も忙しかったから、早朝の新幹線で行って、夕方にトンボ帰りと介護出張みたいなことをやっていた記憶があります。40~50代でまだ体力があったからできたことですね。
と、親孝行自慢をしたいわけではなく(それもちょっとあるかも)、私に用事を頼むときの母の決まり台詞が「めんどくさい」そして「あんた、なんとかして」でした。
「なんとかして!」と自分が面倒になってきたことを遠慮なく頼める人(多くは健康で体力がある40~
50代の娘)がいるからこそ。でも、母が「めんどくさい」&「あんたやって」と連発するようになった年齢に到達した私が、娘たちに同じように生活支援を頼めるかというと、いや〜〜〜それはありえない。少なくとも「めんどくさいからやって」とはとてもじゃないが言えないし、言いたくもない。
「めんどくさい」、そして「ま、いっか」は私にとって、からだも頭も作動停止にする危ない言葉なのです。後片付けを前に「あ〜めんどくさい。ま、いっか、明日やろう」。食後に運動するのも「今日は疲れたから、ま、いっか」。新しい仕事を前にして「うーん、めんどくさそう。この年になったんだから、もういいかな」。はては外に出かけるのも「今日は雨降っているし、ま、いっか、やめとこ」となってしまう。
この悪魔のささやきのような「めんどくさい」「ま、いっか」を禁句にするために、まずアルコールを家で摂取するのをやめました。アルコールが入るとすべてがめんどくさくなるからです。
つぎに心のなかで「めんどくせー」とつぶやくことをわざわざやることにしました。万年筆で手紙を書くとか、カーテンを外して洗濯するとか、窓のレールの掃除とか。一番めんどくさいと思っていた断捨離に取り組めたのも、3年にわたってこの言葉を禁句にし続けたおかげかも。
めんどくさい&ま、いっかをやめると、からだも頭も稼働率が2割くらいアップするような気がします。あくまでも当社比ですが。
この1年、在宅24時間になった夫のごはん作りをサボらずに続けられたのも、「めんどくさい」「今日くらいやめてもいいかな」という悪魔のささやきを封印したおかげ、と今朝、私は自分をほめました。
「めんどくさい」が禁句にできるように、健康に気を配って気力を持たせよう、とつぎの1年に向けて決意を新たにしています。
今、振り返ると、病気がきっかけになったかどうかは今となるとさだかではないのですが、両親の生活にいろいろと支援が必要になってきたのが20年ほど前でした。当時は両親とも70代で、父はまだ週3回ほど仕事に出かけていましたが、それでも何かというと電話をかけてきては、あれをやってくれ、これを手伝ってくれ、と頼まれるようになり、多いときでは2ヶ月に3回くらい関西に通うようになりました。
たとえば庭の植木の剪定や家の掃除を業者に頼んでほしい、風呂場の排水管が詰まったからどうにかしてくれ、はてはお客さんを招待したのでこっちにきて家を掃除して手料理を作ってくれ、というのも多かったかな。まだ私も子どもたちが中学〜大学生くらいで、仕事も忙しかったから、早朝の新幹線で行って、夕方にトンボ帰りと介護出張みたいなことをやっていた記憶があります。40~50代でまだ体力があったからできたことですね。
と、親孝行自慢をしたいわけではなく(それもちょっとあるかも)、私に用事を頼むときの母の決まり台詞が「めんどくさい」そして「あんた、なんとかして」でした。
「なんとかして!」と自分が面倒になってきたことを遠慮なく頼める人(多くは健康で体力がある40~
50代の娘)がいるからこそ。でも、母が「めんどくさい」&「あんたやって」と連発するようになった年齢に到達した私が、娘たちに同じように生活支援を頼めるかというと、いや〜〜〜それはありえない。少なくとも「めんどくさいからやって」とはとてもじゃないが言えないし、言いたくもない。
「めんどくさい」、そして「ま、いっか」は私にとって、からだも頭も作動停止にする危ない言葉なのです。後片付けを前に「あ〜めんどくさい。ま、いっか、明日やろう」。食後に運動するのも「今日は疲れたから、ま、いっか」。新しい仕事を前にして「うーん、めんどくさそう。この年になったんだから、もういいかな」。はては外に出かけるのも「今日は雨降っているし、ま、いっか、やめとこ」となってしまう。
この悪魔のささやきのような「めんどくさい」「ま、いっか」を禁句にするために、まずアルコールを家で摂取するのをやめました。アルコールが入るとすべてがめんどくさくなるからです。
つぎに心のなかで「めんどくせー」とつぶやくことをわざわざやることにしました。万年筆で手紙を書くとか、カーテンを外して洗濯するとか、窓のレールの掃除とか。一番めんどくさいと思っていた断捨離に取り組めたのも、3年にわたってこの言葉を禁句にし続けたおかげかも。
めんどくさい&ま、いっかをやめると、からだも頭も稼働率が2割くらいアップするような気がします。あくまでも当社比ですが。
この1年、在宅24時間になった夫のごはん作りをサボらずに続けられたのも、「めんどくさい」「今日くらいやめてもいいかな」という悪魔のささやきを封印したおかげ、と今朝、私は自分をほめました。
「めんどくさい」が禁句にできるように、健康に気を配って気力を持たせよう、とつぎの1年に向けて決意を新たにしています。
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