仕事前と仕事終わりにどうしても見てしまう札幌戦。昨日アップされたHome Game Reportもじっくり見ました。負けた試合だとスルーしちゃうんだけれどね。

 そして見れば見るほど私が確信していることがあります。
 それは坂本一彩と美藤倫は、これからのガンバを背負っていく選手になるだろうな、ということ。ヤットさんや倉田選手のような形ではないだろうし、宇佐美のような煌めくスターというのともちがうのだけれど、ガンバの新しいスタイルを体現する選手になるんじゃないか、と期待が高まっています。
 札幌戦の前に同志に「坂本は来年ブレークすると思うわ〜」といったら、同志がすかさず「もうブレークしとるやないか」と切り返しましたが、いやいや、こんなんでブレークとか言ってほしくないですね。私が期待しているのは、来季得点量産だけでなくアシスト王に輝く坂本イッサです。そのためにどうしても必要なのが、坂本のプレーを活かし、坂本が作ったチャンスを確実に決めてくれる(つまり坂本が描いたゴールへの道筋を共有できる)相方ではないか、と。前半戦を見ていると、ウエルトンがそうなるのではないかと思っていたけれど、いかんせん、ウエルトンはシュートがあまりうまくないし、ゴリゴリ自分で行ってしまうのでパスもイマイチ。かといって宇佐美を相方に、というのもちがう気がする。
 ポヤトス監督がどう考えているかはわからないけれど、来季は一番前の選手の構成を坂本を軸に考えて
ほしいなあ……とかこれは私の妄想がだいぶ入っている願いです。

(目の前で見ることができたアウェイ浦和戦の坂本のゴール。このシーンで見せた動き出しのタイミングやポジショニングのうまさが坂本の真骨頂かと)

 そしてもう一人、ボランチの美藤倫。関西学院大学時代から大型ボランチとして注目を集め、今季ガンバに入団。でもリーグの福岡戦で、足裏を見せるタックルで8分1発退場(J1最速記録だそうです)というデビューでした。私が初めてナマ美藤を見たのは、先月のvs浦和戦でした。なんだかな〜〜〜という試合内容でしたが、美藤のプレーはとてもよくて救われました。もちろんまだ上手いなあ、とか思わせる洗練されたものではないけれど、思い切りのよさとスピード感が好印象。
 そして今季2度目のスタメンとなった札幌戦のプレーは、鈴木徳真選手とはちがうリズムをチームに刻んでいた、と思います。歯切れがいい、というか、スピード感がある、というか。見ていて気持ちよかったのです。

 この2選手の台頭は、これからのガンバが進む道に希望の光を灯してくれるのではないか。
 そんな期待でこれからの成長を見守りたいです。