70歳になって1年目の今年。誕生祝いをしてくれた友人から「元子さんは自己評価が低すぎる。もっと自分を褒めなさい」と忠言をいただきました。自分でもそれは薄々感じていたので、70歳になったのを契機に自分を褒めることにしました。さあ、褒めるぞ〜。
 今年1年、私は本当によくがんばったと褒めたいです。何をがんばったかというと、まず毎日2食ご飯を作ったこと。何回も書いてしまうけれど、昨年秋に仕事から完全リタイアした同居人(夫)がほぼ24時間在宅するようになりました。いずれ来るとは覚悟していましたが、いざその日が近づくにつれて夫在宅ストレス症候群に陥りました。いまだに日々の生活の変化に慣れることになかなか苦労しています。
 まず憂鬱になったのは夫の食事問題。最初のころは夫の分も3食作ってましたが、それはストレスが倍増するばかりで無理と悟り、今年からは2食にしました。あと1食は同居人が自分でなんとかする、ということで無理やり同意を取り付けました。そして口約束でも取り交わした以上は、とほぼ毎日作り続けました。私が旅行に行くときにも、たとえ早朝家を出なければならないときでもその日の朝食ともう1食は盛り付けまでやって置いておき、冷蔵庫にその後の3日分くらいの調理済みの食事を入れておきました。
 それが苦痛だったのはほんの数日で、すぐに慣れました。というか楽しくなってきました。最近では1週間分の献立を考えて、食材を準備して、1汁2、3菜を手早く調理できる自分が誇らしい。自分で言うのもなんですが、献立作り→食材選び→調理→片付けの手際がよくなり、食材を余らせることがぐっと減りました。ここは自分を褒めたいところ。
 褒めたいところの2つ目が、自分を甘やかすことが少し上手くなったことかな。やりたくないことをやめたり、やりたいことを諦めたりすることが少なくなりました。今日は掃除やりたくない、と思ったら埃が目についてもやらない。この映画が見たい、ここに行ってみたい、と思ったら即腰をあげる。「やらなくちゃならないことがあるから、やりたいことを諦める」とか「やらなくちゃいけないと思うから、やりたくなくてもやる」とか、そんなことをやめました。
 おかげでサッカーの試合を近年になくたくさん観戦したし、泊まりがけの旅行にも青森から岡山まであちこち行ったし、思い立つと日帰りで東京近郊散歩に出かけました。
 以前はお楽しみのお出かけになんとなく後ろめたさがあって、まわりや自分に言い訳をしていましたが、今は少しずつ後ろめたさが消えつつあります。堂々と好きなことを好きなようにやれるまでにあと一歩。そこも褒めたいところ。
 ほかに褒めるところがないかと昨日から考えているのですが、これ以上思いつかないので「自分を褒める大作戦」はまだまだ道半ばですね。
 来年はもっと自分を褒められるところを増やしたいものです。
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先日はふと思い立って、皇后杯女子サッカー5回戦日テレベレーザvsジェフ千葉市原レディースを観戦しに平塚のレモンガススタジアムに出かけたら、なんと、富士山が夕日に照らされている姿を見て感激。お出かけするといいことがいっぱいです。