パナスタからライトアップされた太陽の塔を眺めながらの帰り道、いっしょに観戦した人がつぶやきました。
「押し込んで押し込んでシュートを20本も打つ試合って、ガンバでは久しぶりなんちゃうかなあ。ながーいこと、シュートを一本も打てんで、押し込まれまくる試合を見せられてきたから、負けたけれどそれほど悔しくないかもなあ」
もちろんプロの試合で、3万2千人以上の観客を集めながら1点もとれずに負けてしまったことは大きな問題だと思います。それにまったく勝てていなくて、降格圏の足音がひたひたと近づいてきている状態で「負けたけれど、楽しかったから、ま、いっか」ではすまされない、でしょう。
でも、太陽の塔を見ながら私も思ったのです。「あんまり悔しくないかな。修正すればきっと勝てるようになるはず」。はい、甘いでしょうね。
それでは修正すべきところはどこなのか?
勝ち切れる試合をするために足りないものは何か?
その夜、考えてみましたがよくわかりません。
失点は一森とDFのミスを責め、レオ・セアラのうまさを褒めるべきでしょうが、それ以外は鹿島に自由にやらせなかった。攻められまくって、スーパーセーブが続いたわけでもない。むしろ攻めまくっていた。黒川キレキレ、宇佐美もうまかったし、相変わらず山下のスピードは相手の脅威になり続けた。
でも何かが足りないのでしょう。
それが何か?
答えを見つけたガンバが、リーグの後半戦に着実に勝ち点をあげる、と信じたいです。
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