Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

ささやかな日常

恐ろしい勢いで月日が流れていきます。もう5月が終わるとは! 5月、いったい何をやっていたのだろうか、と視線をななめ45度上をにらんでしばし考えました。あまりに早く過ぎ去ってしまったので、なかなか思い出せない。
毎年5月連休明けに毎日書道展の締切があるので、GWはひたすら墨と格闘していました。3ヶ月かけて、ああでもない、こうでもない、ええい、上手くいかない! 思ったものができない! と悪戦苦闘してなんとか締切クリア。まあ、やれることはやったかなと自分を納得させています。
仕事は今年8月に出版される本の校正、検討中の本のリーディングやレジュメ作成、書評やらなんやらの原稿作成など、あれ?振り返ってみると結構仕事していたんだな、5月も。
親しい友人たちと夜の会食も4回ほど。おいしいものが並んだテーブルを囲んで、いっぱいおしゃべりをして、笑って……やっぱりね、リアルで会ってしゃべるほうがオフラインよりずっと楽しい。
サッカー観戦3回。2勝1分という近年にない好成績です。ありがとう、ガンバの皆様。おかげさまで私はこの1ヶ月とても機嫌がいいぞ。
読書ではこの数週間、「本好きの下剋上」というライトノベルにハマっています。33巻もあるので、まだまだ楽しめそう。いま18巻を読んでいます。読み始めたらやめられない。おもしろいです。
ジャンルとしてはいまファンタジー界で大流行りの異世界転生もの。本が大好きな日本の女の子が、本屋も図書館もない異世界に、幼い子どもとして転生する。からだは4歳児だけれど、頭の中身は22歳大学卒業生。卒業後は司書になる予定で、本に囲まれて暮らすはずだったのに、生まれ変わった世界では本は羊皮紙に書かれた貴重品で、平民は本なんてものを見たこともない。ただただ「本が読みたい」あまりに、まず植物紙を作るところから奮闘する……という話です。ファンタジーではあるんだけれど、「女の子のお仕事チャレンジ」というジャンルでもあるので、本好き、お仕事もの好きの私にはどんぴしゃです。
映画館で見た映画は、劇場版「ハイキュー‼︎ ゴミ捨て場の決戦」、イタリア映画祭で「グローリア!」、「コール・ジェーン〜女性たちの秘密の電話」。

 さて、明日6月1日は湘南戦です。
 その前に、いまスペインに行っているなでしこジャパンは、ニュージーランド女子代表と試合の予定。いまNZの友人から連絡がありました。あ〜〜〜NZ行きたい!



昨日まで締め切りに追われて日曜日の試合はじっくり見ていません。
軽くダイジェストを見ましたが、鹿島の得点が2回ともVARで「ゴール」と決められたのは、ライブで見ていない私でも納得いきませんでした。でも、両チームとも決定機がないなかで、ぎりぎりで決めてきたのが鹿島、1回しか決められなかったのがガンバなのかな。ガンバにもオフサイドぎりぎりでVARに引っかかるような「決定機」さえ作っていれば、中村主審(もうしっかり記憶したぞ)も得点を認めてくれていたかも。いや、悪い冗談です。
それにしてもウエルトンのあのマイナスのクロスまでのプレーはすばらしかった。
そして坂本、3試合連続ゴールおめでとう!!!

4月はガンバの試合を3試合現地観戦しました。1分(京都戦)、1敗(横浜M戦)、1勝(浦和戦)という「戦績」。まあまあかな。昨年はこの時期敗戦だらけだった。4月1日の湘南戦だけ現地観戦だったのですが、それはもう思い出したくないような試合で……。それに比べるとちょっとましかな、今年は。

 と、それはさておき4月の振り返りもメモっておきます。
 今月は仕事をする時間が長かったです。長かった、といってもあくまで当社比。一番仕事をしていた30代、40代、50代と比較すると、デスクに向かっている時間は格段に減っています。前はなんであんなに長時間根詰めて仕事ができたのだろう?? とかぶつぶつ言いながら仕事してました。
 その一方で、孫預かりもしばしばでした。今春はとくに天候不順で寒暖の差が激しかったせいか、順番に風邪引いて熱出したりすることが重なってババさま出動でした。ま、かわいからいいんだけれどね。気のせいかもしれないけれど、子どもは病気をへると、ひと皮剥けたみたいに成長しますね。からだがウイルスだか細菌だかと闘って勝利をあげるごとにステージが上がるのかな。
 子どもの心身の成長に目を奪われたこともあってか、今月は「成長」について考えることが多かったです。やっぱりね、いくら70歳になったとはいっても、私も成長を止めてはいけないなと思います。物事をちがう角度から見ること、喜びや感動はもちろん怒ることも忘れないこと、見て見ぬふりをするのをやめること、面倒なことを避けないこと、叱られ注意されることをおそれないこと、そんなことが大事なのかな。要するに、守りに入ってしまっては成長はない。
 いきなりガンバの話になって締めくくりますが、守備を固めることも大事だけれど、攻撃のパターンを増やさないと成長はないんじゃないかな。
 ところで前回書いた記事で、やめたくてもやめられなかったことを思い切ってやめていく時期に入っていると書いたら「ガンバの応援はやめないでください」というメールをいただきました。あれ? 私は「ガンバの応援をやめないためにも、やめたくても義理や人情でやめられないことを思い切ってやめてみよう」というつもりだったんだけれど、誤解を招く書き方だったか。一応断っておくと、ガンバの応援はやめませんよ。パナスタの階段が登れなくなる前に、リーグ優勝をこの目で見届けるまではやめられませんよ。そのためにも、成長してください、お願い。

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はいはいはい、ルヴァンカップのことは記憶の奥底にしまうことにしますよ。思えば学生チームに負けたことも複数回、JFLに負けたこともありましたね(遠い目)、J3にだって負けますよ、そりゃ。
絶好機を外したガンバの選手に引き換え、ワンチャンスを見事に決めた白井選手を褒めるしかないですね。
そもそもジャイアントキリングっていう言い方は正しくないのではないか、と。
だってカテゴリーが下のチームにふつうに負け続けているチームははたして「ジャイアント」なのか?
あ〜〜もう考えるのやめます。
気持ちを切り替えて、明日の鹿島戦に目を向けることにしましょう(自分に言い聞かす)

というところで、話題をバンと変えます。
私は自慢ではないけれど、長年にわたって続けていることが多いです。会社勤めが13年で、フリーランスになって今年で35年が経過し、何かしらの収入を得て所得税を納め続けて48年となりました。
結婚生活もぶつぶつ文句を言いながらも47年も続けています。
趣味の書道も15年、太極拳も14年。
同じ美容院に通って、同じ美容師さんにお願いしてすでに20年以上。歯医者さんも同じところに毎月通ってもう20年が経ちました。
仕事も趣味もだいたい4月に始めることが多いので、今月年月を数えていて思いました。
よく「何事も続けることが大事」と言われますが、本当だろうか?
私は続けたくて続けているのではなく、やめることがこわくて続けているのではないか?
続けていこうという意志があって続けているのと、やめる踏ん切りがつかなくて続けている状態とのちがいはどこにあるのだろう?
仕事も趣味も、自分はもちろん家族が健康であるからこそ続けていけるのだし、経済力もふくめて続けられるのは幸運だからだと思っています。続けているからこそおもしろさがより増していって、続けていく力が湧いてくる、ということもあるとは思っています。
一方で、やめる勇気がなくて続けていることもあります。自分ひとりの意志で終止符が打てることならともかく、ほかの人たちに及ぼす影響を思うとこわくて「やめる」と切り出せないこともある。
やめることは簡単ではない。続けること以上にエネルギーが必要です。
でも、私が好きなことに打ち込める時間はますます短くなり、エネルギーの総量も減っていくことは避けられない。
どんなにがんばっても、好きなことを精一杯やれるのはあと15年かな。
一年、1ヶ月、1日たつごとに、続けるためのエネルギーが減っていくのは目に見えていく。
私のいま持てる資源の配分を考え直す時期に来ています。
だから70歳になったいまが潮時かなと思っています。
何がって、本当はやめたいことをきっぱりとやめる勇気を持ってやめる時期に来ているのです。
そしてやめたいのに続けていたことにまわしていたエネルギーを、やりたいことにまわそう、と。
昨年、思い切って断捨離をしたときに思いました。
モノが捨てられるのであれば、コトも捨てられるはずだ。
そんなことを考えながら、初夏の新緑のなかを歩いています。
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 春休み期間中、お孫預かりで何回か娘たちから招集がかかりました。今年4月に5年生になったお孫1号の付き添いで出かけたとき、お孫に「70歳になっちゃったよ〜〜」とこぼしたら、「年齢とかそんなもん、数字でしかない。Creepy Nutsも歌ってるよ。のびしろしかないって」と愚痴を諌められました。10歳に喝を入れられる70歳って……とほほ。
 お孫から送られてきたCreepy Nutsの「のびしろ」を聴いて、いまさらながらハマって毎日聴いています。クリーピー・ナッツは今年ドラマの主題歌も歌っていて、ブレーク(死語)してるんだといまごろになって気づく「のびしろしかない」70歳です。こないだ仕事で出かけて遅めのランチのサンドイッチを公園でほおばっていたら、後ろでその主題歌のBling-Bang-Bang-Bornを歌っている子がいて、思わず振り返ってそのインド系の女の子といっしょに口ずさみそうになりました。
 ま、そんなことはともかく、データの数字とか、世間の常識とかで自分に枠をはめてしまうと、残りの人生つまらなくなっちゃうだろうなと思います。歌詞ではないけれど、頭を柔らかくして、私はまだまだやれることがあるし、やっていきたいこともいっぱいあって、のびしろしかないと自分に言い聞かすほうがずっと気分がよくなる。
 教えてくれたお孫1号ありがとう! Creepy Nutsありがとう!
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4月、風も空も緑も気持ちいい〜。前向きになれます
 

広島戦についてはつぎのエントリーで書きます。
自分の記憶と記録のために、3月にやったこと、思ったことなど記しておきます。
まず70歳の誕生日を迎えました。おめっでとう>自分。
18歳になった52年前の3月に、25歳から40歳くらいまでの自分はなんとなく想像、というか「こんなふうになっていたらいいな」ということは考えていましたが、そのころに70歳という年齢になった自分のことは想像もつきませんでした。
70歳以上を意識しはじめたのは、61歳で父を亡くしたあとからかな。でもそのとき想像していた70歳と、本当に70歳になった今の自分の姿は、いささかちがっています。
70歳の誕生日の朝、めざめて一番に思ったのは「あれ? 70歳ってこんなもん?」でした。
70歳と聞いて、老いを感じる、とか、衰えを感じる、とかそんなことはなく。むしろ「こんなもんならあと10年はがんばれそうだな」と楽観的気分にひたっています。
2月に母が転倒したことをきっかけにあちこちから連絡があって、その対応に追われたり、母のために決断しなくてはならないことがたくさんあり、自分のことにかまっていられなかったからかもしれません。
3月は結局関西に通うこと3回。仕事の締め切りが相次いでパソコンに向かう時間が長かったし、打ち合わせもオンライン、オフラインをふくめていろいろとあり。確定申告もやったな、そういえば。書道は毎日展の作品制作が始まって、錬成会も3回ほど。
「あああ、もう限界やわ〜〜〜(とくに目がしょぼしょぼ)」とベッドに倒れこんで9時間くらい爆睡して元気を取り戻すことが1度ならずありました。
昔の職場の仲間が古希の祝いをしてくれたり、高校時代の友人たちと食事にいったり、お楽しみももちろんありました。
映画は見られなかったけれど、友人が行けなくなったからとチケットを譲ってくれて、段田安則主演の「リア王」を東京芸術劇場で鑑賞しました。準主役の小池徹平がいい役者さんになっていてびっくり。次女を演じた田畑智子の演技力が光ってました。
まだまだ行けるといっておきながらなんですが、介護(夫含む)に仕事に家事に書道にお楽しみにと全力疾走した感のある3月で、4月になった今日、ちょっと疲れを感じています。
さて、4月も頑張ろう!
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3月に開催された創玄展で飾られた近代詩文書作品です。うーん、私はぜんぜん気に入っていない。漢字作品に8割くらいの力を注入したので、当然漢字が選ばれると思っていたら……というようなことを言っては行けませんね。「唇には歌でもいいが心にはそうだな、爆弾の一個くらい持っていたいな」。そう、持っていたいです、爆弾。心にだけ

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