Glamorous Life

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ランチョンマット

季節として春はあまり好きではないのですが、心も体も浮き立つような食材が店先に並ぶ、という点では最高だと思っています。私は「新」のネーミングにとっても弱いのです。そして春には「新」のつく食材、特に野菜がいっぱい。
新キャベツ、新人参、新じゃが、新たまねぎ、新ごぼう、、、、あれ? もっとあったような気がするけれど、ま、いいや。
秋に出てくる、新米、新大豆、などにも心が動きますが、春の「新」シリーズには、もっとこう舞い上がるような心地になるのです。
新シリーズとはあまり関係なく、最近、作ったもの、凝っているものなどなど、ちょっと自慢たらしげだけれど紹介しておきます。春だもの。
 
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今春はちらし寿司を3回も作りました。ちらし寿司、気分盛り上がります。



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豆豆豆づくしサラダとイワシのマリネ。イワシは煮付けも大好き。春とは関係ないですけれど。

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90歳過ぎても、超お元気な女性がしょっちゅうお肉を召し上がっている、と聞いて久々にステーキ。ポタージュは新人参と新たまねぎで作ってみました。

ご近所の同い年の方がお料理がとっても上手で、しかも凝り性で、手先が器用。彼女からのおすそ分けいただく夏みかん(どなたかのお庭で採れるもので、もちろん無農薬ワックスなし)やなんだかわからない柑橘類でジャムを作ったり、お庭の梅を分けていただいて梅干しを漬けたりしています。
今年も夏みかんおすそ分けの季節がやってきました。私からのお返しは金柑マーマレードです。
以前に金柑が実家の庭で大量に採れるのだけれど、味が今ひとつでどうしたらいいか、と相談プラス採れた金柑を大量にいただき、夏みかんジャムの要領で作ってみたら、これが非常にうまい!! 正直、ジャムとか太るし、歯が悪くなるし、作るもののあまり自分では食べない私ですが、この金柑マーマレードは自分で言うのもなんだがうまい! というわけで、毎年この季節に大量に金柑を煮るわけです。
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(左から夏みかん、金柑、なんだかよくわからない柑橘のマーマレード)
もう少し季節が進むと、路地いちごが大量に安く出回るのでいちごジャム、入梅前には梅干し、と保存食作りが続きます。
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(家中で一番日当たりがいい娘の部屋一面に梅干しを干して嫌がられていたのだけれど、今年は娘もいないことだし、5キロは漬けたい)

自宅で作るものなので、砂糖も塩も精製していないものを使うから見た目はいまいち。しかも甘みも塩味もぐっと控えで保存料など使わないから早めに食べきることが大事で、ごく近しい友人や家族にしか配りません。娘たちは「ママの作ったジャムや梅干し以外はもう食べられない」とか嬉しいことを言っておだてるので、またせっせこ保存食作りに精を出してしまうのです。
今年はひそかにキムチを漬けてみたい、とか思っているのだけれど、ハードルが高いかなあ。

で、思うんですね。保存食に凝りだすっていうのは高齢者になった証ではないか、と。こういうものが美味しいとか、安全だ、とか考えるところも、作る時間を惜しまないことも、出来上がったものを嬉しそうに配ってしまうところも(ほら、おばさまがよくまわりに飴を配るみたいに)高齢者認定の一項目ではないでしょうか。ま、いいけど。
 

明日から実家に帰省するので今年最後のご挨拶をさせていただきます。

今年は本当にいろいろあって、3年分くらいが濃縮されたような1年間でした。昨年の今頃も一時退院してくる父のためにおせちを作っていましたが、そのときからたった1年しかたっていないとはちょっと信じられない。毎年時間がたつのが早くなるばかりなのに、今年は「え? まだ終わっていないの?」と10月くらいからつぶやいていたような。長く感じられたのは、つい無駄にいろいろ考えたり悩んだりしたことが多かったからかな。やることが多すぎたせいかもしれません。

そんな中、つい最近、書道で「開眼」したことがありました。書道で、というよりも、書道を通して、と言った方がいいかも。
あらゆることに関する私の最大の課題は「いかに力みをとるか」です。ついつい肩に力が入る。息をとめてコトにあたる。常に緊張している。肝心な場面になると、ますます全身に力が入る、、、、、
特に「瞬間の芸術」である書道では、「うまく書かなくちゃ」「もっと力を抜かなくちゃ」と思ったとたんに力んでしまって、紙に筆を下ろした時点で「ごしごしがりがり」という音がする勢いで筆をひきずり、どうなるか、というと紙を破くんですね。
「動きを大きく、腕の力を抜いて」と繰り返し繰り返し言われ続けてはや7年(はい、書道を始めて7年たちました)。7年たっても力みはとれず。力強い線を引きたいと思うと、ますます力む。
ところが、11月に合宿に行ったとき、先生方の書いている姿勢にぴんとくるものがありました。
力みがないことで、体の動きは大きくなり、筆が開いてたっぷりゆったりした字になるではないか!
なーるほど!!! 固めちゃいけないんだ、体は。
もちろん、だからってすぐに長年の力みがとれたわけではありませんが、力を入れないことが筆を開かせるポイントだ、ということがなんとなくわかったような気がしたのです。その証拠に、開眼後は紙を1枚も破きませんでした。墨量が増えて大きな字になったのに、紙は破けなかったw
太極拳をやっていることも、この力みとりに役立っているように思います。「太極拳は筆を持たない書道、書道は筆を持つ太極拳」と言われるそうです(太極拳の師匠の受け売り)。太極拳でも体を大きく動かそうと思ったら、力んだらぜったいに無理。通じるところがあるなあ。
そういうわけで、こんな年になっても体の使い方でまた一つ開眼。開眼した瞬間の「あ、これだ!」というのはしびれますね。
来年もまた、何かで開眼できますように!

それでは皆様、今年も当ブログにお越しいただきまことにありがとうございました。
どうか2016年が皆様にとって明るく、笑顔がいっぱいの輝く年となりますことを、心より願っております。
どうぞよい年をお迎えください。
(最後に恒例のおせちをのっけておきます。実家に帰るので早々と作ったら、なんとお重に詰めたもの今夜全部食べてしまいました。何やってんだか)
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ふ〜〜〜仕事の山の6合目まで登りました。とりあえず入稿したぞ。校正やらなんやら、これからがきついところではありますが、頂上はかすかに見えてきた。
普段はろくに仕事がなくてヒマしているのに、なぜか重なるときは重なってしまうもので、今日はついに1件お断りしてしまった。ごめんなさい、ごめんなさい。いや、もうちょっと物理的に限界だから、今。普段だったらまず間違いなく受けていた魅力的な仕事なのだけれど、それ引き受けたらきっと体壊すという予感。あと2週間待ってもらったら引き受けられるのだけれど、そうもいかず。むずかしいもんですね。
断腸の思いで「そのお仕事をお断りせざるをえません」というメールを出した後、ふと考え込んでしまった。
私はいつまで仕事ができるのだろう?
自分としてはまだまだ仕事を続けたい、あと20年くらいやらせていただけますかって思っているのだけれど、それはやはり無理なのだろうか?
体力だの能力だの気力だの持続力だの集中力だの、自分が持っている(と思っている)「力」がこれから急降下しちゃうのだろうか? 
いやいや、もう急降下しちゃっているのに、まったく気づかず、「生涯現役」とか叫ぶ迷惑老人になっているのか?
会社勤めだったら「定年」っていうのがあって、そこで何らかの区切りがつけられるのだろうけれど、私のようなフリーランスはどこで区切りをつけたらいいのか?
できればその「区切り」をできるだけ先延ばししたいとかひそかに思っているのですが、甘いですか?
まだまだ仕事でやりたいことはいっぱい。これからまだ能力は伸ばせると思いたいのだけれど、そう思っていること自体がもしかするとボケ?
そんなことを考えながら、とりあえず仕事が6合目まで来たお祝いにタルトタタンを作りましたとさ。(まだカラメリゼの最中の画像)
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(今回の食べた中で一番おいしかったもの、それはサラエヴォの川縁のレストランで食べた子牛炭火蒸し焼き。地域ごとに呼び名が違うそうですが、ここではこの調理法をイスポッド・サッチャと呼ぶとか。焼き方は豪快だけれど、味はこれまで食べた牛肉とはまったくちがうコクのある味わいでした)

バルカン半島を地図で見ればわかるように、エーゲ海をはさんで東にトルコ、アドリア海をはさんで西にイタリア半島、北にはハンガリーにオーストリアと「大国」に囲まれた東西の分岐点みたいなところです。一番南にギリシャ、現在では南から北にむかってアルバニア、マケドニア、ブルガリア、コソヴォ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチアという多様な国(何をもって国とするかはともかく)がひしめいています。
私が今回訪ねたボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアは、バルカン半島のほぼ中央に位置しています。地図を見ると、現在のトルコ(アジア大陸)からオーストリア、ハンガリー(欧州大陸)へと抜ける通り道。
 この地域には6世紀に南下してきたスラブ人が住み着きましたが、セルビアは1389年にセルビア王国が、1527年にはボスニア・ヘルツェゴビナ全土がオスマン朝に敗れて支配下に入りました。その後、セルビアは500年近く、ボスニア・ヘルツェゴビナは400年もの長い間トルコに支配され、その後はロシアやオーストリア=ハンガリー帝国の支配下に組み込まれるなど、東西南北のさまざまな大国からの支配を受けまくり。まさに紛争の火種の地域だったわけです。今も火種はくすぶり続けているといっていい。
 と、歴史はさておき、「東西南北の文化が交わっているところでは 飯が旨い!」というのが経験からくる私の意見です。トルコ料理、ギリシャ料理、ペルシャ料理のいいとこどりをしている上に、海あり山ありで流れる川の水量豊か。素材にも恵まれているのですから、バルカンの飯がうまいのは当然なのかも。
 といっても、素材がいいだけに手が込んだ料理はありませんでした。
 調味料は塩(なぜか塩にこくがあった)とせいぜい胡椒くらい。
 でも調理法は、炭火焼、蒸し焼き、煮込み、揚げ物とバラエティがある。
 チーズやハム、ソーセージ類も種類が多い。パンも地域ごと、いや、レストランごとに異なる形、味、歯ごたえのものが出てきて、「これはウチのオリジナル」と自慢げに出してくれます。
 飲み物は地ビール、南に行くとワイン。どちらもアルコール度数は日本と変わらないものの、風味豊かでした。 
 では画像で行ってみましょう!
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サラエヴォビールです。余談ですが、PIVOピヴォ=ビールと知って興奮。なぜってロシア語と同じですから。スラヴを感じた瞬間でした。
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トマトやキュウリなど野菜を切った上にチーズをドレッシング代わりにかぶせたサラダ、ショプスカ・サラタ。チーズのやわらかい塩味が濃厚な味の生トマトやキュウリによくあいます。
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ムスカリツァ。トマトと牛肉のトマト煮込みにサワークリームがのっかっています。
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牛肉と野菜のスープ、テレチャウレム・チョルバ。チョルバはスープのことで、食欲のないときも、疲れたときも、一杯のチョルバが癒してくれました。ただし、チョルバだけでおなかがいっぱいになるので、メインまで行こうと思ったらチョルバはパス、です。

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南のモスタルのほうに下っていくと、羊の炭火串丸焼きが名物料理。
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木のプレートにのっかっているのは、四角いのがチーズ、真ん中の白いのがカイマックという牛乳の上澄みを固めたもの、右がプロシュートです。籠に入っているのはほくほくで表面がぱりっとした香ばしいパン。カイマックは店ごとに作っているホームメイドオリジナルで、全部味が違いました.

 
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最初に載せたイスポッド・サーチャで焼いた子牛牛肉。皮がぱりっとしていて、脂があまりなく、歯ごたえがありながらジューシーでした。

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VRANACというブランドの地元ワイン。フルーティでした。
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バルカン半島はアイスクリームも(が)おいしい! と言われたので挑戦しました。とろーりとしたこの食感、あ、これトルコアイスクリームだ! トルコで食べたのよりもフレーバーがきいていておいしかったです。
 
ほかにもおいしいものがいっぱいでしたが、まずはここまで。 

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