Glamorous Life

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ランチョンマット

うーん、なんでか時間がない。

またもやブログで言い訳するのは気が引けますが、メールのお返事も出すべきお手紙もお礼状も来月5日過ぎまでお待ちください。そのときになったらきっとまわりを見回す時間が出てくる......はず。

ふ~。

ゆっくりのんびり過ごす「正月」とか「盆」とか「ヴァケーション」とかいう時間がない、ほんまもんのビンボー生活はもういやだ。

株価の暴落(予兆はずーっとあったが)とか、ハシモト大阪府知事誕生とか、米大統領選挙とか、横目で見ながらとりあえずゲラに朱入れしております。

そういいながら、ご飯はつくる。掃除も洗濯もする。やけくその気晴らしに。

夕飯は、アマチュアとプロが闘っているみたいなハンドボール日本VS韓国戦を見ながら、白菜のクリーム煮、豆腐となすの味噌汁、切干大根の煮付け、手羽先の焼き鳥。

最近の若者はあまりお酒を飲まない、といいます。ほんとか?と疑いながらも、たしかにぐでぐでに酔っ払っている若者はぐっと減った気がする、というのは私があまり若者が行く繁華街に行かないせいでしょうが、同時に酔うことをみっともないとする緊張感が強い社会になっているせいかも。
私自身も思い切り飲むということがなくなりました。少し飲むと、気持ちよく酔う前に自己制御してしまう。羽目がはずせない。その上少しでも過ごすと具合が悪くなる。寂しいです。楽しく酔っ払って、笑いころげていられたのは40歳でおしまいだったかな?
と、こんなことを書いてケータイから投稿しているのは京都からの帰りの車中です。なんとまだ9時すぎなのに酔っ払いがいるのです。くだまいている人やら、大声でしゃべっている人やら。久々にそこまで酔っ払っている集団を見ました。大阪にはまだ酒に酔うという、ある意味ぜいたくを味わえるおおらかさが残しているのかもしれません。

 4年前にニューヨークにいったとき、アッパーウエストサイドのホテルに宿泊したのだけれど、少し歩いたところにベーグル屋さんがあって朝ごはんによく買ってきた。たぶん、私が本格的にベーグルを食べたのはそのときが最初だと思う。並んで買ったベーグルは、もちもちしておなかにどっしりとくるいわば「パンのおもち版」みたいな感じだった。

 それから一気に日本でもベーグルが人気になり、ときどき買って食べてみるのだけれど、日本のベーグルはNYのものと比べるとやや軽くこぶりなような気がする。いや、それがいやだっていうんじゃない。私は日本版ベーグルも結構好きなんだけれど、NYで食べたあのどっしり感がちょっとなつかしいな、と思うこともあり。

 そしたら、近所に評判のいいベーグル屋さんがあると聞いた。調べるとウチから歩いて10分くらいの距離だ。ところがいくら探しても見つからなくて、いったいどこなんだ、と思っていたら、昨年やっと見つけた。私が見つけられないのも当然なほど小さな店で、そうでなくてもさびれた商店街のなかに、ひっそりと隠れるようにある。客が3人入ったらいっぱいになるほどの狭さで、ショーケースも2つだけ。8種類くらいのベーグルがカウンターに無造作に並べられて売られている。ショーケースのなかにはサンドイッチ用のフィリングが何種類か。

 狭いということもあるのだろうが、いついってもお客さんがいて「満員」だ。昼時は行列ができている。いつもせかせか時間がないので、なかなか買える機会がなかったのだが、あるとき並んでやっと買えた。

 お店をやっているのは、女性3人らしい。全員若くて、おしゃれな女の子たちだ。いろいろ種類があるので「全種類1個ずつください」と頼んだら、「おひとり4個にかぎらせていただいてます。申し訳ありません」といかにも申し訳なさそうに、でもおしゃれにいわれた。なので、プレーン(全粒粉)、セサミ、7種グレインミックス、レザン入りを買ってみた。

 でね、これがなんともNYの「パンのおもち版」ベーグルだったのですよ。

 我が家は炭水化物大好き一家なので、パンやごはんの消費量はかなりのものなのだが、それでも1個を1人で食べられないほどどっしりとボリュームがある。日本版のと大きさはあまり変わらないから、たぶん粉とか製法がちがうのだと思う。もぐもぐとあごを動かしていると、粉の味わいがじんわりしみる。そうか、ベーグルってこの歯ごたえと粉感が持ち味なんだとわかる。

 それからちょくちょく購入している。焼きたてを買ってくると、キッチン全体にふんわり粉のにおいが漂って心地よい。こういうベーグル屋さんが近所にあるのは、それだけでちょっと幸せ。

 クリームチーズをはさんだベーグルのスケッチを描いたのだが、まだ完成していないのでのちほど掲載予定。

 ところで、ブログを書いておきながらなんですが、新年早々仕事に圧倒されていて、メールのお返事がたいへんにとどこおっています。連休中に必ず書きます! 私信ですみません。

毎年、大晦日と正月は家族が集まって食事をします。

 ここ数年、大晦日のごちそうメニューの定番となっているのがローストチキンです。

 大きめの阿波地鶏を毎年12月26日のクリスマス用のチキンが終わったころに予約しているのですが、今年は顔を出すと「あ、今年もローストチキンを焼かれるのですね」と肉屋のお姉さんがにこにこ笑って予約用紙を出してきました。

 で、今年は一番デキのいい焼き具合でした。

 ローストチキンはパリっとした皮が命。 中までしっかり火を通しながら、いかに皮をこがさずに焼くかが勝負です。

 私は入江麻木さんの料理本に出ていた方法で焼いています。白ワインでしっかり洗ってしばらく置き、塩とにんにくのすりおろしをすりこみ、香味野菜を並べて蒸し焼き状態にする、という方法です。ときどきひっくり返し、出てきた汁をかけながら焼くので、手間はかかりますが、手間をかけただけのことはあります。

 付け合わせはローズマリー風味のベークドポテト、ブロッコリ、ミニトマト。お好みでレモンを搾るのもよし。

 おせちは簡略化しましたが、一応つくりました。でも黒豆のワイン煮というのを苦労してつくったのにいまいちおいしくなかったので、一気に不機嫌になり「来年はもう(おせちを)つくらない!」という気になってしまっています。

roastchicken(2).jpg

私の身体には「食べものスイッチ」というのがあって、たとえば「牛肉スイッチ」が押されいると、考えること、見るもの、聞くもの、全部が「肉、ニク、にっくにく」となってしまいます。限界点まできたところで、あああ、もうダメ......と肉屋に走ってステーキを買ってきて、レアでかぶりつき、そう、これ、私の身体が求めていたのは......ちょっとエロイ? でもそれくらいの欲求です。先祖の血が呼んでいる、とはいいません。先祖はそれほど肉を食べていたとは思えないから。

そして最近は「寿司スイッチ」がONになっていたので、友人たちとの忘年会が「築地でお寿司」と聞いてからは、頭のなかをシブがき隊の「スシ食いねえ!」が延々と回り続けるという始末。

(いきなり話が飛びますが、シブがき隊の歌には「スシ食いねえ!」(「Oh!SUSHI」という英語ヴァージョンもあるの、知ってました?)だけじゃなく、文字通り飛んじゃっているものが多いといまふり返って思います。だって「飛んで火にいる夏の令嬢」ですよ! 「処女的衝撃」(ヴァージンショック)」ですよ!)

行ったのは築地の「すしざんまい」

特選 すしざんまいコース 3000円。

突き出し、サラダ、トロ、赤身、うに、いくら、平目、鯛、イカ、帆立、鰺、赤貝、ぼたん海老(私はほかのものに替えてもらったが)特大穴子、赤だし。

これだけで十分おなかいっぱいのはずなのに、雰囲気で「スシ食いねえ!」がまた回り始め、ネギトロと穴きゅうの巻物を4人前(4人で行ったのです、念のため)追加し、「もう食べられない」「しばらく寿司はいいです」というところまで食べたおしました。ビールも飲んで、一人5千円を切るお値段。シャリがちょっと甘いのがナンだけれど、ネタはそこそこよし。

築地は犬も歩けば鮨屋にあたる、という「寿司しかない地区」。今度シブがき隊が鮨屋の格好で踊り始めたら、ここに直行ですね。

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