Glamorous Life

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装う快楽

めったにないのだが、1年に3回くらい「え???? それを私に頼むか?」という仕事のオファーがくる。

この場では具体的に書けないのがもどかしいが、とにかく「あの、私は翻訳とライティングをやっているものなんです」といいたくなるような仕事。知り合いの知り合いからの紹介だったり、昔の知っていた人からだったり。ときにはこのブログからだったりする。ちょっとだけ明かすと、ラジオに定期的に出ろとか、テレビの情報番組の監修をやれとか、なんかよくわからない会社の仕事をしろとか、はてはセールスをしろなんていうのもある。

こういってはなんだが、そういうオファーだかなんだかわからないものにかぎって、「まずはお会いしてから説明したい」といわれる。いずれも「うーんうーん、少し考えさせてください」といって、後日ていねいに電話でお断りするのだが、ていねいすぎてワケがわからないのか、すぐには引き下がってくださらない。

なので、しかたなく会う。交通費を払って、時間をとって、お会いする。会うとますます「これは私の仕事ではない」ことがはっきりするので、そう申し上げる。食いさがられても必死で、汗をかきながら、お断りする。

とにかく必死にお断りし、別れて帰ってくるとぐったりして、その日は仕事(本来の私の仕事)にならない。

基本的に声をかけていただいた仕事は全部やることにしている。声をかけてもらうことがそんなにないのだから、全部引き受けるといってもたいしたことではない。

だが、やっぱり人には向き不向きというのがあって、私にはぜったいに向かないし、できない仕事というのがあるのですよ。私はマルチプレーヤーでもポリバレントでもなく、どっちかといえばとても不器用で不細工な人間なのです。

でもって、そういうときに欲しくなるのがマネージャー。上手に断ってくれて、私にできる仕事だけを伝えてくれる人がほしい。

1年に3回しか出番はないとなれば、他人に頼るわけにはいかないだろうから、声音を変えてやるとかしかないのかなぁ。

ふだんは家事手伝いをしてくれて、そういうときにはマネージャーになる人っていうのはどうかなあ。

あ、自分でやれって? はいはい、一人3役、声音と人格をとっかえっこしながらやりますよ。

ますぞえ氏署名入りのねんきん特別便が私のところにも届きました。

ぜったいに来るだろうと思っていたから、年金手帳なんか出して待ち構えておりましたよ。

でもって、やはり記入もれがありました。もうどんだけ~ってくらい。1714(訂正しました。あまり変わらないが)年分もれていたわな。

今朝ねんきんダイアルに電話し、確認をとって記載して返信しました。

それで気づいたのですが、私はもう31年、寿退社で一度会社をやめて(やめさせられて)半年間職探しをしていたときをのぞけばずっと働いています。当たり前のことなのかもしれないけれど、そうか、そんなに長い間働きつづけてきたんだーと感慨にふけった......わけはなく、ったく、年金、ちゃんとしてくれよ、とぶつぶついいながら訂正欄を埋めましたよ。

 

 今年成人式だった次女のために、私が結婚式のときに着た振袖(妹が成人式の時にも着た)を用意した。そのとき母や祖母の着物も風通しをしたり、洗い張りをしておこうということになり、あれこれ出し入れしているうちに「やっぱり着なくちゃもったいない」ということになった。たんすのこやしとはよくいったもんだ。でも着なくちゃこやしにもならない。

 来月、結婚式に出席するので、いい機会だと母の付下を洗い張りに出して私が着れるように仕立て直してもらった。

 私は着物のことを本当に知らないので、色だけで判断して「銀色の帯を締める」と母にいうと「とんでもない。全然合わないでしょ」という。「私がもっているピンクの帯にしなさい」というのだけれど、色だけで判断すると断然銀色のほうがいい。結婚式なんだし、華やかなほうがいいんじゃないの? といいたかったけれど、いかんせん、知識がないから反論できない。

 着物にはまる人は私のまわりにも大勢いるのだけれど、私はたぶんはまらないだろうと思う。もったいないから、機会があればまた着たいと思うけれど、知識を増やして着こなすところまでとてもいきそうにない。次女が「私は着物を着たい! ゆずってね」というので、ちゃんと手入れはしていくつもりだけれど、日常的に着るようにはならないだろうなあ。

 自分でいうのもなんだけれど、私が着物を着ると、ちょっと色気が出ます。ははは、いうたった。髪をアップにして、しとやかに歩くからだね、きっと。

 

たたく、とか、もむ、とかそんなヤワなやり方では効き目がないほどひどい肩コリです。

整体の先生が「これは......」と絶句するほど。

ご商売でそこまでいうのかなと思っていたけれど、先日あまりにひどいので夫に「ちょっとツボ押しして」と頼んだら、同じように「これは......」と絶句していました。

歯のかみあわせが悪いせい。

パソコンと読書で一日目を使う仕事のせい。

マウスを握りしめているから。

いろいろな原因が全部重なってのことだと思います。

ヨガやストレッチもやっているし、肩回しや首回しもしょっちゅうやっています。

でも、肩コリは消えていかない。

こないだ座談会でお目にかかった方(フランス文学者)に「フランス人には肩コリがない」と聞きました。

なぜ? 身体のつくりが関係しているのか?

今日は内科の先生に「野球選手は肩コリしない」といわれました。

腕をぐるぐるまわす運動をしていると、肩コリなんかと縁がなくなるそうです。だからぐるぐる回してみました。

肩コリがひどいと頭痛がしませんか? と訊かれましたが、ふしぎと頭痛という症状は引き起こさないのです。

今日も肩コリと闘いながら仕事。

歯痛に肩コリに......私は最近身体のグチばっかりでババくさい。反省。

1週間近く更新の間があきました。

実は上の歯と歯茎から雑菌が入ってきて腫れていたのが、下のリンパにまで来てしまい、耳まで痛くなっていささかまいりました。歯医者さんに「もう救いようがないほどひどい歯槽膿漏」とまでいわれ、目の前が暗くなりましたが、薬で痛みがとれてくれるにつれて「ま、これからだもんね」と開き直り。そんなこといわれても、あとまだ何十年かはわからないけれど、この歯を使ってしっかり食べて健康に生きていかねばならないわけで、歯槽膿漏くらいでめげていてはなりません。

来週月曜から家の改装を始めます。この家に越してきた12年前、水周りの改装をしなかったのですが、当初から不満がいっぱいでした。まず洗面所があまりにも狭くて、タオルかけや正面の鏡が設置できず、着替えの服を置く場所にも困り、化粧道具は配管のある洗面台下の開きに入れておくしかない、といった状態で、しゃがんで文具入れに収納してある化粧道具を出すたびにゆううつでした。だってしゃがんでやるもんじゃないでしょ、化粧は! しかも脱衣所と洗面所を通らなくてはトイレに行けないので、誰かがお風呂に入っていたらトイレは出てくるまで我慢するしかない。朝、誰かがシャワーを浴びていると、顔が洗えずトイレもいけない。プラス、お風呂とシャワーとトイレの調子が悪くて、やれつまった、やれ水が止まらない、シャワーがおかしい、とそのたびにごまかしながら来ていたのですが、今年は度重なったので、もうやるしかない、と決めました。

お風呂場と隣接している部屋に洗面所の収納を広げることにしたので、その部屋も少し改装することにしました。なのでその部屋の押し入れと物置の荷物を片付けました。物置にあるもので一番多いのが本です。そこでブックオフに連絡。10箱分を送る手配をしました。600冊くらい。文庫や新書が多いので、たぶんそれくらい。

私はなかなか本が捨てられず、処分できず、そのわりに大事にせずに読んだ本をガレージに置いておいたりするのですが、その理由は「いつか役に立つ、かもしれない」から。

でも今回、歯痛で思い知らされました。私が突っ走って仕事ができるのはあと10年くらいではないか、と。無理をすれば身体に故障が出ます。気持ちははやっても、身体がついていかない。家事も仕事も、自分が思うとおりにできるのはしだいにむずかしくなっていくのが目に見えています。そろそろ介護も始ります。いつか役に立つ、と思ってためこんできた本ですが、徐々に減らしていくことが先を見据えて重要なことなのではないか。

できるだけモノを減らすこと。私が一番たくさんもっていて、一番ためこんでいる本を処分していくことがたいせつなのだと思いなおしましたといっても、たったの600冊なんですがね。

モノを減らして、家を機能的にして心地よく暮らすことがストレスを減らし、健康にもいいのではないか。

元気でいられれば、もっと仕事ができるだろうし、笑ってすごせる日も多くなるだろう。

それを期待しての改装です。

しばらくたいへんだけれどね。

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