Glamorous Life

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装う快楽

 昨晩、いきなり歯痛になりました。

 右上の奥歯。前に虫歯の治療をしたところ。8年ほど前。どうもかぶせたところの奥で進行してしまったらしい。

 モーツァルトを思い出した。

 ほら、モーツァルトってずっと歯痛だったんでしょ? 痛む歯をこらえて作曲していた。映画『アマデウス』ではそうだった記憶がある。

 なので、歯のどくんどくんと背骨を叩きつけるような響く痛みに合わせて流れるのが、交響曲第25番ト短調K183第一楽章です。そう、『アマデウス』のテーマに使われていた曲。ますます悪化しそう。

 歯が痛いと何も考えられません。

 なので、コメントのお返しとメールのお返事はちょっと待ってください。

 あああ、明日は歯医者に行かないと。ゆううつ。

 

左側のコラムでも紹介していますが、今週土曜日に乳房文化研究会の定例研究会が京都で開かれます。

お時間のある方はぜひお越しください。

私もちょこっとしゃべります。私のテーマは「モラヴィア4事件に見るアメリカの乳房観」

ほら、そこのあなた「モラヴィア4事件って、なに?」と知りたくなるでしょ(笑) そういうかたはぜひいらっしゃいませ。

いまPowerPointで資料をつくったのですが、なかにはおっぱいの写真&イラスト(ジツカワ画伯制作)を入れてお茶をにごして華やかに彩ってみました。

ほかの講師のみなさんは立派な先生方なのですが、そのなかにあって私はボケ担当門外漢から一言、という役割のようです。巨乳に見えるファッションで行こうっと......と書いて客寄せパンダの役目も果たそう。

詳しいことはこちら→

http://www.wacoal.jp/company/nyubou-bunka/public/index.html

内容を貼り付けておきますね。

「乳房をめぐる犯罪と法律」

水島幸子先生(水島綜合法律事務所 所長/弁護士)
四宮章夫先生(弁護士法人淀屋橋・山上合同 弁護士/京都産業大学法科大学院 教授)
大島俊之先生(弁護士法人淀屋橋・山上合同 弁護士/九州国際大学法学部 教授)
実川元子先生(フリーランスライター・翻訳家/乳房文化研究会運営委員)

以前から取り上げてみたいと思っていた課題の一つが、乳房をめぐる犯罪や法律の問題です。ただ、犯罪、殊に性犯罪に関わる問題は、なかなか具体的事実に基づいて、言い換えれば、実例を挙げて、取り上げにくい課題でした。あえて挑戦しようとしたのですが、例えば法医学の立場などからはまだ生々しすぎ、また、加害者や被害者が推定しうるような事例も少なくなく、プライバシーの問題などを考慮すると難しい課題です。でも、乳房をめぐる犯罪や事件、法的事案は間違いなく存在します。そこで、今回は法律家にご講演いただき、こうした問題を可能な限り取り上げて見ます。

たとえば、乳房は性器なのでしょうか? 生殖器との法的扱いの違いとその根拠は何なのでしょう? 映画などでの乳房と性器の扱いも大きな差がありますし、歴史とともに変遷もしてきています。実際の性犯罪での乳房の扱いはどうだったのでしょう? 生殖器とはどう違ったのでしょう? 人前での乳房の露出は公然わいせつなのでしょうか? 海水浴場でのトップレスや混浴の温泉などでは、法律はどうなるのでしょう? 性差と法律上の平等性・特殊性の扱いは、胸に関してはどうなっているのでしょう? 性同一性障害をはじめとして性の多様性が問題となる中で、単純な生物学的性差で価値を分けていいものでしょうか? もし乳房の露出が犯罪を構成するとして、乳頭さえ出なければ公然わいせつにはならないのでしょうか? ニップレスで乳頭だけ隠せば問題ないのでしょうか?とすれば、男性の乳頭の露出が許されることの法的根拠は何なのでしょう? 透けるとか突起が判別できるような衣類は、性的興奮をもたらしうるのでしょうが、法的には問題ないのでしょうか? 人前での、例えば電車の中での授乳は公然わいせつになるのでしょうか? 時代とともに概念や扱いはどう変遷したのでしょうか? さらに、乳房の法的価値はいかほどなものなのでしょうか? 形成手術の失敗などの裁判での扱いはどれほどのものなのでしょうか? 女性の顔や他の部位などとの違いは如何様なのでしょう?

多くの疑問や問題が存在します。こうしたことの一つ一つを、法律家の立場から、以前に性同一性障害について先駆的で素晴らしいご講演いただきました、弁護士の大島俊之先生を中心に、お話いただきます。恐らく、法律家の世界でも、あまり真正面から考えたり議論したりしたことのない課題ではないでしょうか。また、性犯罪に関する内容も含む「巨乳はうらやましいか?」を翻訳・出版された本会運営委員・実川元子先生からも話題提供をいただきます。どうぞご期待いただきますように。そして違った世界、ジャーナリズムや法医学の立場からも、面白い議論が出ることを期待しています。

オーガナイザー:会長 田代 眞一


日 時
2008年1月26日(土)14:00~17:10(開場:13:30)
場 所
(株)ワコール本社ビル 2階 会議室
(京都市南区/JR東海道本線「西大路駅」から徒歩4分)
定 員
100名
問合せ
乳房文化研究会 事務局 TEL 075-682-1178
主 催
乳房文化研究会
協 賛
株式会社ワコール

今日は次女の成人式で、まだ暗い早朝から美容院→写真館と親っぽいことをやってきました。

昨年から「着物をどうする?」「ヘアスタイルはどうする?」「小物はどうする?」と「どうする?」ことだらけでしたが、なんとか周囲の助けもあって乗り切りましたよ。いろいろたいへんだったけれど、究極は、着付けをしてくれる美容室に事前に着物一式を持ち込んだら「しわができているから、いまここでアイロンをかけてください」といわれ、一人黙々と振袖を広げて隅から隅までアイロンをかけたことでしょうか。1時間以上かかったし、足はしびれた。着物は5日間つるしておいたんだけれどね、しわが伸びきらなかったらしい。

そしたら今日娘は、着付けをしてくれたおばさまから「ああ、あの着物にアイロンをかけていらした方のお嬢様ね」といわれたそうです。それは「しわだらけの着物を持ちこんだアホな母親の娘」という意味なのだろうか? でも、しわだらけじゃなかったんだけれどな。少なくとも私の目には。甘かった?

着物は私の妹が成人式に着て、私が結婚式に着たものを着せました。バッグと草履は夫の母が夫の妹たちにそろえたものをいただきました。帯〆と帯揚げは祖母が母のためにそろえたものを受け継ぎました。こうやって代々「女の系譜」は着物を通してつながっていくのですね。

写真はいつも同じところで撮っているのですが、驚いたことに、次女が生後百日のときに写真を撮った方が、成人式の写真も撮ってくださいました。別段驚くことじゃないのかもしれないけれど、そうかあれから20年たったのか、と感慨深かったです。

いやね、私もつい言ってしまうんですよ。

旅行の写真を出してきた人に対して(もちろん目上。というかお年寄り)

「拝見させていただきます」

宴会で話をしている人たちの前を通るとき。

「失礼。前を通らせていただきます」

写真撮影をお願いするとき。

「お写真を撮らせていただいてよろしいでしょうか?」

たぶん、どれもまちがってはいないだろう。

でも、「~させていただく」というたびに何かむずむずする違和感が。

政治家はもっとすごい。「~させていただく」のオンパレード。なんにでも「させていただく」とつけたら許されると思っているかのように大安売りだ。

「~法案を通過させていただき、ありがとうございます」って、あーた、私は全然「させていただかせていただいてないから」。えっ?!

こないだなんか、テレビのグルメ番組で、女子アナウンサーが「わー、おいしそう。いただかせていただいてよろしいでしょうか?」とシェフに聞いていて、あわわわわ、だった。

意識的に「させていただく」を避けようとしているのだけれど、そうすると相手がかすかに不満を浮かべているような気がするのだけれど、深読みしすぎ?

なので、「いただきます」とか「前を通ります」「写真撮ります」と言われても、私としては十分に謙譲の気持ちを受け取らせていただいておりますので、ご安心ください。っておい!

 

どのカテゴリに入れていいかわからないので、とりあえず「装う快楽」で。言葉使いも装いのうちっってことにします。

 友人のリエさんはずっとヨガをやっていて「疲れているときや、ストレスがたまっているときにヨガをやると、身体も心もほぐされて気持ちいい」という。

 それを聞いてやってみたくなり、私もときどき通っては「ドッグポーズ」だの「モンキーポーズ」だのとやっている。夜、眠る前にストレッチをして、3つか4つのポーズをするのもここ数カ月続けているところ。

 たしかに身体が伸びる感じはする。でも、本当に気持ちいいかといわれると、よくわからない。瞑想とかするのかと思っていたら、ぜんぜんちがって、汗がしたたり落ちるほどに身体を動かすスポーツなのだ。だからスポーツ前にやるストレッチとはあきらかにちがう。どちらかといえば筋肉トレーニングなのだろうか。翌日、身体が痛くなることはさすがにないけれど、それでもリエさんがいうように、すっきりして身体が軽くなる感じはまだない。

 それにしてもヨガのブームは長い。それだけ人を惹きつけるものがあるのだろう。それと、ちょっとクセになるところがあるみたいだ。パジャマに着替えてから、ついチャイルドポーズとかやってる自分に苦笑する。

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