je tempare
tu tempares
il/elle tempare
nous temparons
vous temparez
ils/elles temparent
造語してみました......ってわざわざ言うほどのこともなく。
あき~のそ~らたか~く
じしょ~ひくわ~たし~~
な~に~か~かなし~くて
な~に~か~むなし~くて~(シャンソン風に歌う)
au niveau de temparament(テンパリ度)マキシマム
アホなことやってないで、がんばろ~
新刊が出ました!
「英国のダービーマッチ」
ダグラス・ビーティ著
サイモン・クーパー序文
実川元子訳
白水社
2700円+税
サイモン・クーパーが書いている序文にこんなくだりがあります。
「ビーティのこの本は、サッカーについてだけでなく、英国という国を描いている。細い通りを歩いていくと、必ずと言っていいほどサッカースタジアムに行きあたり、もうしばらく歩くとまた別のスタジアムがあり、サッカー以外には何もない、魅力にとぼしい英国の地方都市について書かれた本である」
スカパー! そのほかでサッカーの実況を担当している倉敷保雄氏がこんな帯を寄せてくださいました。
「ひとつの街にあるフットボールのライバル関係を知ることは、絵画を鑑賞する手助けのようなものだ。
ご当地のパブに入って一杯奢らないと教えてもらえない情景がたっぷり。
パブを20軒はしごしたくらいの価値はある」
ビーティは「あとがき」でこんなことを書いています。
「華やかさの陰で進行するスラム化という英国サッカー界の現状は、本書で取り上げた街(訳者注:8つ。マンチェスター、リバプール、グラスゴーなど)が今世紀初めからマネーの主戦場となっていることを反映している。英国の街には、常時、驚くほどのマネーが投資され、再開発が投資のさらなる過熱を招き、新しく化粧直しした姿が経済的繁栄と復興を象徴するものとなった。街は大々的PRを繰り広げてブランドとイメージの再編をはかった。
サッカーは街のそんな復興計画を推進する資源としてぴったりだ。(中略)地元のサッカークラブが成功することで人々はわが町に対してポジティブな感情を抱くようになり、コミュニティ全体が活性化していく。(中略)ファンにとっては応援するクラブの活躍が、街全体を盛り上げることにつながるのだ。(中略)
それがもっとも単純な形となってあらわれるのが、隣の地域に対して自分たちの地域を「自慢」し、優越感に浸ることができるダービーである。
だがダービーにはそれ以上のものがある。それ以上でなくてはならない。
なぜならダービーはコミュニティを、人々を、アイデンティティを分割するものでもあるからだ」
日本でも地域の名称をとった、たとえば浦和VS大宮の「さいたまダービー」、横浜FマリノスVS川崎の「神奈川ダービー」、川崎VSFC東京の「多摩川クラシコ」(ちょっとこれはよくわからないが)なんていろいろあります。でも、まあ所詮は興行目的という仕掛けの枠組みの盛り上がりであって、本書に見られるようなどろどろしたライバル意識はさほどないように思います。
このなかで一番ずしんときたのはやはりセルティックVSレンジャースのグラスゴー・ダービー「オールド・ファーム」でしょうか。宗教、経済、住んでいる地域、歴史的因縁、すべてがからみあっていて、そうか、こういうところで中村俊輔はプレイしていたのだ、と感慨深いものがあります。
それと、リバプールVSエバートンのマージーサイド・ダービーも恐ろしいものがありました。
「英国」という国が一つの物差しではかれないことが、本書を読むとよくわかります。
日本も同じですね。「日本」と一つにくくってしまってはいけない。ローカルの発想はとてもたいせつだ、とあらためて感じました。
サッカーを通して自分の住んでいるコミュニティを考える。その手がかりになる本です。
ぜひ、お手に取ってごらんください!



