ふ~確定申告書類作成終了。
収入はさほど変わりませんが(この5年同じくらいの率で目減りしています)、仕事量は増えました。自分で言うのもなんだけれど、毎年1割ずつ収入が減って、毎年2割ずつ仕事量が増えています(ちと大げさ?)。収入が減って、仕事が増える......頭のなかで「サークシュー、サクシュ」という自作の歌が流れましたよw
でも、私は別に搾取されているわけではないのです。ただ、産業構造の変化にまったくついていけていないってのが問題です。
いま考えなくてはならないのは、「何を書くか?」ということ以上に、「どこでどう書けば、書くことが収入につながるか?」ということなのですね。出版業がこれだけ不振をきわめるのは、直接的にはインターネットの普及が大きいのだけれど、間接的には「売文業」の新たな仕組みをつくれていないからだ、と思います。もっと言えば、売るのは本当に「文章」でいいのか? ということかなあ。いまさらですが。
私は本が好きで、というか本がないと生きていけないくらいで(子供をあやしながら本を読んで、「本と子供とどちらがたいせつなのか?」としかられたこと多々あり)つい紙の本を買ってしまって延々と読みふけってしまうのですが、そういう人間は今以上に激減こそすれ、増えることはまったく期待できないわけです。
でも不思議なことに(不思議でもなんでもないけれど)、ネットに書きこむだけでは全然満足できずに、やはり紙の本を書きたいという人は増えているんですよね。でもそういう人も買ってまで読まない。
紙の本はたしかに20世紀で終わったのだと思います。(思いたくないけれど)
それなら書きたい、読みたい、という欲求を満足させるための媒体はいったい何になるのか? そこで「どう」書けば(読めば)いいのか?
そこを「考えること」がたぶんモノ書いて食っていこうという私には一番たいせつ......っていうか、それを考えていないのかい! とツッコミが来そうですね。
がむしゃらにがんばる(←私の得意分野)のがもしかすると一番まずい状況に自分を追い込むことなのかも。
緊急に考えないと、確定申告でため息をつくくらいではすまないことになってしまいそうです。
いやはやいやはや......こんなに働いた2ヵ月はないわ。おかげで、かどうか、目標9割達成。まだ1割残っているけれど、来週には終わりそうです。
今取り組んでいる本の1冊は、カルチュラル・スタディーズに関するものなのですが、私にとってはこれまでやったことがない分野なので、たいへんではありますが、すごく勉強になります。
これまで読まないですませてきた古典の人たち、マルクスやマックス・ウェーバーやフーコーも目を通したし、ガタリ、ドゥルーズといったところにふれることもできた。理解したかどうかはともかく、やむをえずでも目を通して少しでも勉強した、という経験ができたのはありがたいことです。
いつも思うのだけれど、翻訳でもモノカキの仕事でも、新しいジャンルに挑戦することは、勇気がいって、手間も時間もふだん以上にかかって面倒だし、なによりもエネルギーが必要なのだけれど、やはり必要なんですね。臆していては自分の世界は縮小する一方、という気がします。「無理」と言う前に、チャレンジしてみること。これだなあ。(習字の先生にまで、チャレンジする実川さん、とか言われましたよ。たぶん半分あきれているんだと思うが)
さて、ちょっと中断して確定申告の書類を作成せねば。ふ~。年々減少する収入と向き合うのが一番つらいですわん。
やれやれ、やっと1冊訳了しました。結局、2ヵ月ちょっとかかったなあ。
つぎの本が控えているし、本を受け取ってから締切まで時間がいつもと比べてあまりにも短かったので、今回は「休まない。頭と気持ちを途切れさせない」ことを目標にがんばりました。ほかの仕事の締切があっても、大晦日も正月も、土曜も日曜も、冠婚葬祭もオリンピックも関係なく、とにかく毎日、1ページでいいから翻訳する。そう決めて68日。マラソンのようでした。翻訳は訳了したときからがたいへんなんだけれど(私だけか? 推敲にエネルギーが吸い取られる、なんて言っているのは)、まあ、とりあえずちょっと一息。
さ~、今日から別の本の見直しです。エネルギーを枯渇させる推敲ですよ。
全部が終わって校了となるのは、たぶん5月末。
今年の私の正月は6月1日です。
しばらくごぶさたでした。
今日妹から電話がかかってきて、10日もこちらを放置していたことにやっと気づきました。
いやはや、公私ともにばたばたしております。睡眠時間5時間切っています。午前4時に寝て8時30分起床が日課です。いい加減にせえ、ですね。生活を立て直さないと。
そのため東アジア選手権もオリンピックもほとんどみられていません。東アジア選手権は中国戦と韓国戦の後半だけ見たかな。オリンピックにいたっては、ダイジェストさえも見られていない。どうなっているのですか? 誰か、教えて!(自分で調べなさい)
切迫の仕事はあと30ページまでこぎつけました。でも、そのあとに超難関の本の見直しが控えておりまする。(翻訳は終わっているけれど、見直しのほうがたいへんそう)なんとか3月中旬までに終わらせないと。
そうそう、Kindle2を購入しました。日本語化もできたのだけれど、日本語のサイト(青空文庫)がうまく見られません。なんとかしなくちゃいけないのだけれど、まずは仕事を片付けてからでないと遊べません。と言いながら、英語の本をダウンロードして読んでしまった。バカバカバカ、仕事でもないのに英語の本など読んでいるヒマないだろうに>元子さん。一応書いておくと、エミリー・ディキンソンの詩集と古典作品短編集。アマゾン.comのKindleサイトはアジアで購入できない本も多いことを知りましたよ。
ブログタイトルはですね、前に習字で書いた中国故事。
何事もね、目標を高く設定しないと大化けはないってことです。無理といってあきらめていたら、いつまでたっても魚は魚のままです。でも、大化けするためには、毎日チャレンジしつづけなくてはならない。毎日毎日高い波に立ち向かい、どう越えていこうかと工夫して、がんばっていかないと、もし大波がやってきたときにはただ飲まれてしまうだけ。
チャレンジすること、はいつも自分に言い聞かせて、娘たちにも言っているのだけれど、今回はね、サッカー日本代表に言いたいと思いましたよ。ただ高い目標を設定するだけでは、ただのアホです。そこに向かって、どうやって日々チャレンジするか。その努力がないとね。
私もちゃんと高い目標を立てないとなあ。家族も自分も健康で毎日無事に過ごせますように、では、あんまりです。
悲しいことが立て続けに起きたので、ブログを書く気力を失っていました。
いつまでも「気力がない」とか言っているとかえってよくない、と自分を奮い立たせてます。
話変わって。
なでしこジャパンにも引きましたが、それより恥ずかしいSAMURAI BLUE。
なに、この聞いた(見た)とたんに3メートルくらい穴掘ってもぐりこみたくなるほどみっともないネーミング! 世間は許しても、私は許さないからね。試合内容以前に、まずネーミングをどうにかしないと世界に出ていけません。しかもローマ字。ブログに書くのさえもためらいましたよ。手と目がいやがってキーボードが打てない。それを耐えてあえていう。SAMURAI BLUEというネーミングを堂々と口にする人とはお友だちになれません。(いや、むこうも私もお友だちになりたくないだろうが)
またまた話変わって。
衝動的にKindle2を買ってしまった。
iPadも申し込んであるのだが、オタクな人の「いやいや、なんてったってKindle2でしょ」という記事を見て、一気に傾いて衝動買い。
たぶん、出版界は猛烈な淘汰がこれから始まるので(いやいやもうとっくの昔に始まっていますが)、わずかながらでも電子BOOKに希望をつなげようかと思って......なんていうのはほーんのいいわけ。単に欲しいだけ。iPhoneをさんざん迷いながらやめた理由が「画面が小さすぎて50代にはつらい」というところだったので、ならKindleの6"ならいいのではないか、と思ったしだいです。
で、iPadはどうするのだろう?>わたし。
『ミレニアム』三部作
スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳
早川書房
児玉清氏大絶賛。週刊文春ミステリーベスト10。など2009年のミステリ界の話題をさらったスウェーデン・ミステリ3部作。著者が2004年に急死なさったり、ハリウッド版リメイク映画が決定したり、で最近いろいろ話題にもなりました。
でもって、私は今年に入って死に物狂いスケジュールにもかかわらず、2回も『ミレニアム』で徹夜をしてしまいましたよ。ったく、何やってんだか私。ストーリーの作り方がうまいのだね。あと2ページでやめよう、と思いながら閉じられずにあと20ページ読んでしまう。これでやめないと明日起きられない、とわかっていても、読者(私)に最後まで読ませてしまう。ストーリー展開、力技。翻訳もよかったな。
だが、児玉清氏が「これを読まないとミステリが語れない」と言うほどの作品でもなかった。息つく暇なしのおもしろさはあったが、それほど深くはない。ものすごく目新しいテクニックや情報が出てくるわけでもない。そう考えると、最新技術、経済・社会の裏話、どこか遠い国の政変などが、瞬時にして流れてしまうネットの普及って恐ろしいものがありますね。少なくとも私は、昔、同じスウェーデン人のマルティン・ベック・シリーズやフレデリック・フォーサイスを読んだときのハラハラドキドキ感はなかったなあ。これが10年前なら確実に「一生忘れられないシリーズ」になるはずだったのに、ちょっとさびしい。
主人公のミカエルには共感できなかったのですが(なんでモテるのかさっぱりわからん。ハリウッド・リメイク版はブラッド・ピットがやるとか、それだけは勘弁だぁぁぁ)、リスベット・サランデルには闘魂注入されました(笑)。もしかして栄養失調、無愛想系女子の時代到来か? ちょっとこぶりだが中島美嘉とか?
っていうか、このシリーズ、著者の男性はあまりにも女性崇拝しすぎていませんか? 裏があるんじゃないか、とひくひく鼻を動かすこと1冊につき3回ずつ(つまり計18回。とくにリスペッドがミカエルに寝たい、とか言うところはあやし~)。男はろくなもんじゃない、なんたってこの世界は女性が主導権を握っているのだ、ということを声高に言う男ほど、男尊女卑だってことを知っている50代の女一人。
つまんないドラマを見て「日本人はバカになった」となげくより、ムカつくメールを消去するのに時間を使うより、正月についた贅肉を落とすためにジョギングして膝を痛めるより、おすすめのミステリです。



