なぜかいまひとつ自分のなかで盛り上がりに欠ける「北京オリンピック」
今日、仕事の打ち合わせであーだこーだブレストやっていたとき、一人が「そういや、そろそろオリンピックだし」といいだし、別の一人が「で、いつからだっけ?」「8月だよね」「8月......末?」「はじめじゃない?」「いや、お盆のころだ」「どれくらいやってんのかな?」......なーんだ、いまいち盛り上がっていないのは私だけじゃなかった。あとの3人は若者で、スポーツに興味がある人たちなのだが、なんかどーでもいい感じでそのまま終わってしまった。
オリンピックは8月8日からですよー!
今日、サッカー男子18人の発表があった。
ショックだったのは、青山(直)@清水エスパルスがメンバー入りしなかったこと。たしかにリーグではあまり調子がよくないみたいだけれど、予選を勝ち抜けたのはあきらかに青山選手の力があったからこそ。とても好きな選手だから、ほんとに残念。ガンバから「オリンピックに出たい」というワケわからん理由で移籍したどこかのヘタレよりかはずっとチームスポーツに向いている選手だと思うんだけれどな。
ガンバからは安田ミチが選ばれた。ほっとした。
このところ、ガンバのことを書いていないのは遠藤選手トと播戸選手の病気のことがあって、とても書く心境にならなかったから。とくにヤットは、前のシドニーでのくやしい思いがあるから、オーバーエイジ枠で出てほしかった。その代り、という気持ちでミチにはがんばってほしい。いや、ミチにはミチなりの気持ちでがんばってほしいけれどね。
そこまで言っておきながら、で、日本は予選リーグでどことあたるんだっけ? などとふとわからなくなっている時点で盛り上がり欠如がばればれ。(注:対戦相手はアメリカ、ナイジェリア、オランダです)
オリンピック......私のなかで一番盛り上がったのは、1964年の東京オリンピック。チャスラフスカという体操の選手にあこがれて、できもせんくせに平均台(高さ50センチもない)で片足立ちしてみたり、いまのフェルプスみたいなスピッツという金メダルとりまくりの水泳選手があまりに強すぎて腹立って、向かいの家で飼っていたスピッツをにらんでみたり。なつかしい小学生のころですよ。
※いやはや、ショランダーでしたよ。東京オリンピックで金メダルをいっぱいとったのは。まちがいを指摘してくださった方、ありがとうございました。
それにしても8月の北京。かまどじゃないのかな? コンディションを保てるかどうかが、勝負を分ける気がする。
3冊入稿で目の前が暗くなった理由はつぎのどれでしょう?
①徹夜しても終わりそうにないと思ったから。
②過労で倒れるかもしれないと思ったから。
③ガンバの試合観戦ができないと思ったから。
はい、もうすぐにわかりますね。③です。泣きそうになりましたよ。実際、ちょっと泣いたし。
でも、そう、ガンバのためならとがんばりました。
だからそろそろ柏に出撃だわ。
でも正直、今日はほんとに勝てる気がしません。
プラス材料は柏だけ。(休養十分。フランサ復帰。李くん爆発。サイド攻撃やられまくられそう)
ガンバはマイナス材料ばかりです。(バンちゃん、ヤットが原因不明の発熱で離脱。倉田と寺田がケガで離脱。疲労蓄積。いったいどこまで......)
もう悲観を通り越して、悲壮感さえただよういまのガンバ。
柏からへこんで帰ってきそうですが、大丈夫、今夜はヤケ酒を飲んでもOK。
なにせ、とりあえずのノルマはクリアしたもんね。
やればできる子なのよ、私は。だから、やればできる子になってください、ガンバも。私の勢いをつけるためにも。
ベスト8は6チーム(スイス→トルコ、フランス→イタリア)をあて、ベスト4は3チームをあて(クロアチア→トルコ)、決勝にスペインがくることを見事に予言していたジツカワです。
すごいな>あたし。
今回大会のスペインは一味どころか十味くらいちがいます。
チンタラサッカーやらないもん。運動量がすごいもん。日本代表の85倍くらいは知ってるもん。全員が。
うまくて、走れて、戦術がはっきりしていて、攻撃のバラエティがある。そういうチームが優勝しなくちゃ。
そして、ベストGK カシージャス これはもう決定でしょう!
あと私が「すごい!」と思った選手をざっとあげてみると
トルコ ニハト(ただし1試合だけ)
クロアチア モドリッチ オリッチ スルナ
スペイン シルバ セスク ビジャ シャビ セナ(全員いいけれど、とくにこの5人がいい!)
オランダ ファン・ブロンクホルスト ファン・ニーステルローイ
ロシア アルシャービン(ただし一試合だけ)
スウェーデン イブラヒモビッチ(ただし2試合だけ)
ドイツ メッツェルダー
ま、はっきり言っちゃうと、私はドイツとトルコのサッカーが嫌いです。ドイツVSトルコを見て、ちーっともおもしろくなかった。ただそのなかで、みんながシュバインシュタイガーだバラックだというなかで、光っていたのがCBのメッツェルダーだと思いました。地味なんだけれど、「下支え」というのはああいうプレイを言うのだと思いました。どこかのざんばら髪や爆弾頭にはむずかしいだろう、あの守備は。
スペインのサッカーはいいなあ。何時間見ていても飽きないなあ。
いよいよあさっては決勝です。
この一週間、なんかもう精神的・肉体的リミットすれすれ状態で更新できませんでした。
EUROどころではなくなっちゃって、毎晩3時就寝から、一気に毎朝6時起床→お弁当づくりに変わっちゃいましたよ。就寝時間は相変わらず午前2時近いのですが。
ま、そんなことはどうでもよくて、そのリミットを決壊させそうだったのが「G大阪水本裕貴退団」という電撃ニュース。
ったくね、何なのよ。。。。。と腹立たしく毒づいてみてから考えたのだけれど、水本がどうだったかがさっぱり思い出せない。というか、水本というオリンピック代表キャプテン(候補)がガンバにいたという意識もあまりなかったような気がします。開幕の千葉戦でのディフェンスはまあまあだったけれど、あとはとにかくあっけなく転がって失点の直接的原因になっていた(しかもそれを目の当たりに見させられた)ことしか記憶にない。存在感の薄い選手でした。
そうはいっても、ここで水本に去られるのはガンバ、痛いなあ。どうするんだろ。
それにしても、私はよくわからないのだが、スポーツ選手の契約ってそんなに簡単に敗れるものだったのですね。しかも今回は水本の勝手で出ていくのだから、当然500万円~1000万円が個人にかかってくるはず。でもそれくらいどうってことないくらい、とにかくガンバがいやだったんだ。「ガンバでベンチに座っている自分が考えられない」とか監督に言ったらしい。
つぎに契約する京都(らしい)は、一億円プラスして支払うととかいわれています。4億円。
すごいよね。裏でどんなどろどろ劇が演じられているかはうかがいしれませんが、表向きは「オリンピックに出たいから、出場機会を与えてくれるチームに移籍する」とかいうワケわからん理由で出ていく勘違い男に4億円出しちゃうんだな。京都、大金持ちなのか? っていうか、京都にいま必要なのは、強力なFWじゃないのでしょうか? ナビ杯とか見ていると、田原だけじゃきついんじゃないの、と思わせる攻撃だったんですが。4億あったら、ブラジルあたりから若くてイキのいいの、連れてこられるでしょ。増嶋や手島やシジクレイを削ってまで出させたいほどの人材とは思えないのだが。
水本本人のイメージや経歴に傷つきまくりなのは言うまでもないのですが、それは本人が言いだしてやらかしたことだから背負えばいいし、それだけの覚悟があってやったことなんだと思います。そうだよね? 覚悟あったんだよね? Jのどのチームのサポも引かせるほどのことをやったってこと、わかってんだよね? ね? ね?
問題は「ガンバのフロントや監督やチームメイトにも泥を塗った」ことの自覚があるかってことです。
ガンバのフロントはぬるい。あそこなら横紙破りをやっても平気。500万円払えばどうにかなるさ。
監督は好き嫌いで選手を干す(ま、そういうところもなきにしもあらずだがw)。いったん干されたらなかなか復帰できない(だが干された原因が痛すぎるんだが。私でもちょっと遠慮してもらうぞ。あのディフェンスだと)
チームメイトが受け入れていなかった。チームに居場所を見つけられなかった。
もう、さ、ほんと迷惑。そういう風評を確立しちゃったんだってことを、よーくよーく水本くんにはわかってもらいたいけれど、それがわかるほどの頭があれば、こんなことしでかさないわけで。
とほほ...としか言いようがない。脱力。
後日談:これを書いた2日後、水本の京都入団会見が行なわれ、その模様を見て私は衝撃を受けました。(おおげさ)
あー、こりゃきついなあ。話が支離滅裂。目がうつろ。やせちゃって、表情がとぼしくて......ちょっとウツ?
移籍だのの前に、少し休んだほうがいいんじゃないだろうか? 誰か言ってあげたらいいのに。こういうときは自分を追い込もうとか、もっと上のステージとか、そういうのはよくないんじゃないの?
スペイン 2-1 スウェーデン
得点者:フェルナンド・トーレス(スペイン)
イブラヒモビッチ(スウェーデン)
ビジャ(スペイン)
3分のロスタイムが2分近くすぎ、攻め上がっていたスウェーデンのクリアボールを、私のイチオシ左SB カプデビラがフィード。トーレスにあたったボールを、ビジャが2人のDFを振り切ってシュート。
GOAL!!
夜中の3時に、私は飛び上って叫びましたよ!
よっしゃー!!
プジョルがいなくなり、シャビがセスクと交替し、私がダメダシの右SBセルヒオ・ラモスが、ドSクロスをあげてはスウェーデンにクリアされてカウンターくらって冷や汗かくわ、ワンツー失敗してカウンター食らって冷や汗かくわ、それなのに攻撃は右ばかりだわ、でどうなるかと思っていたけれど、なんとか決勝トーナメントに駒を進めました。
よかったよかった。
オランダ 4-1 フランス
得点者はたくさん。私が一番気に入ったのは、2点目のファンペルシのGOAL!
余裕の勝利。
ため息が出る美しいパス回し&得点のオランダ・チーム。ポルトガルと同様、あまりにも華麗。
イタリア、フランス、ギリシャなど、堅守が売り物のチームが、今回はどこも攻撃的チームにめったうちにされているのは、世界のトレンド的には悪くないと思います。
やっぱりねぇ、リードしたら引きこもり、なんてチームを強豪と呼んじゃいかんのだよ。それじゃつまらんではないですか。
2点リードしても、なお攻めてロスタイムに4点目を入れる。そういうチームこそが強豪。
負けるときは3点とりながら、4点とられて負ける。
2008年以降はそういうトレンドをつくってもらいたいです。
ポルトガルの得点シーンは2点ともぞくぞくするほどすばらしくって、巻き戻して3回くらい見ちゃいました。
クリスチャン・ロナウド、あんたにおんぶしているなんていって、ほんとに悪かった。ポルトガルは誰もがすばらしかったけれど、私のハートを一気にわしづかみした(死語の連続)のは、ペペPEPEです。
得点したというだけでなく、ディフェンスもすてき。
ま、おばさんの言うことと思って聞き流してほしいんだけれど、強いとかうまいとかより、私は色気のあるプレイが好き。
私のツボにはまって、ぞくぞくさせてくれる、そんなプレイが見たい。
きのうのEUROでは、ペペがずぼんとはまりました。
ドリブルしても、パスカットしても、クリアしても、こけても、色気がある。たまんない。
この選手を見るために、しばらく寝不足をしようっと。
......
ところで、期待のスイスVSチェコはいまいちな試合でした。
途中で寝そうになっちゃったよ。実をいうと、ちょっと寝ちゃったよ。後半10分すぎから意識が遠のいた。でも、引き戻されたけれどね。ゴールで。
ブルックナーじいちゃんが大喜びしているシーンが一番興奮した。かわいい。
EURO楽しい!
どこぞのW杯予選より楽しい。
それにしてもヤット。世界にコロコロPKをはやらすつもりだろうか?
いよいよ今晩から、華麗なる睡眠不足の日々が始まります。
EURO2008開幕。楽しみだなあ。
4年前のチェコとオランダのように、熱いチームは出てくるのでしょうか?
それでは私の、誰も興味がないであろう大予想です。
それぞれの所属するチームが強豪で、CLの決勝リーグを戦っていて、しかもリーグで優勝争いにからんで大活躍していた選手をうっかりチームの中心にすえてしまったところはアカンというのが、私の予想です。
なので、みなさま大注目のCロナウドのポルトガル、ファンニーステルローイが1トップをはりそうなオランダ、やっぱりバラックだよねーのドイツ、得点はトニにお任せのイタリアはもう本命にしません。(単に大本命をあえて外す、という天の邪鬼からかもしれませんが)
反対に、残っていきそうなのが、開催国の強みを生かしたスイス(オーストリアは弱過ぎちゃうので外す)、まとまりの良さに期待のクロアチア、ヒディング監督が何かやってのけそうなロシアです。
個人的には若さに火がつきさえしたら止められないだろうスペイン(なかなか火がつかないのが問題だが)、前回の夢が忘れられないチェコに注目しています。チェコはたぶんグループリーグを勝ち抜けないんだろうけれど(汗)
といっておきながら、そうはいってもね、という決勝リーグからの予想です。
準々決勝 準決勝 決勝
ポルトガル クロアチア
クロアチア
クロアチア
ドイツ ドイツ
スイス
優勝 スペイン
フランス ロシア
ロシア
スペイン
スペイン スペイン
オランダ
大本命のイタリアをグループリーグさえも突破させないこの大胆予想。
そろそろスペインにタイトルをあげようよ!
「(プラハで)20代前半の男性観光客が、20代前半の女性観光客に、「ぼくは観光客じゃないから」と説明している。観光客じゃなくて「旅人」なんだそうだ。そういう2人はカフェのテーブルに観光用の地図を広げ、英語に翻訳されたメニューを見ている。「旅人」だから自分はもっと内容の濃い経験をしている、という。そいつが見ているもの、かいでいるにおい、ふるまいも含めて、観光客以外何者でもないだろう!(中略)当然ながら、ぼくはまぎれもない観光客だ。ぼくにはその地で暮らす人がもつ視点はない。どこにいっても自分がよそものだと感じる。ぼくはよそものの視点が好きだ」――「サウンド・バイツ」より
アレックス・カプラノス(「サウンド・バイツ」の著者。これ、プロ宣です)はいいこといってるなあ。
きのう、いろいろあって前半はチラ見だったのだが、W杯3次予選、後半からしっかり見せていただきました。
7時にテレビをつけたとき、なんと旅人ヒデさまが写って「もっと観客が来ないと盛り上がらない。サポートがない」とか苦言を呈していて、カワブッチーになんか言われたのか?見る気が一気にうせました。だって、W杯予選というより、あきらかに旅人ヒデさまの旅記録放映の番組宣伝みたいなんだもん。
やーめたやめた、サッカーなんてやってらんないよーとかいって旅人している人が、サッカーをまじめにやろうとしている人たちが試合している様子を、お友だちだかスポンサーだかと一緒に笑いながらガラス越しに試合を眺めて、あーだこーだいうところを映すのって、ものすごく失礼じゃない? ピッチをちゃんと映せよ、ピッチを! とアタマに来たので、いったんテレビを消しましたのです。
ふと思いついて、新聞のテレビ欄を見たらBS1でもやってる!
解説は、原博美さん。
後半から、じっくり見られました。
私の感想はひと言。
遠藤はボランチがいい。
ヤット、ちょっとはコンディション戻ったかな?
スポーツ仲裁裁判所(CAS)裁定結果について(Jリーグ)
我那覇選手への処分否定 ドーピング問題で仲裁裁判所(朝日)
鬼武チェアマン、我那覇問題で謝罪...裁定への不満も(読売)
ドーピングはスポーツ界にとって、プロ、アマを問わず屋台骨をゆるがしかねない。
「ドーピングだ」という判断は、勝利と名誉と選手生命を失うかどうかの大問題だ。
もうちょっと記録が伸ばせたら、もうちょっと速く走れたら、もうちょっと力が出たら、もっと集中できたら......スポーツ選手なら誰でもそう思ってがんばっている(にちがいない)。そのがんばりを、ドーピングは無にする。いや、それ以上だ。踏みにじってどろどろにしてしまう。
だが、私は「ドーピングの規定」がよくわからない。ステロイドだの興奮剤だのというくらいはわかるけれど、ふだん口にしている食べものやサプリメントくらいになると、いったい何がよくて、何がいけないのかがわからない。
昨年5月、体調不良でチームドクターから生理食塩水とビタミンB1の点滴を受けた川崎フロンターレのが我那覇選手が、ドーピングとJリーグに判定され、6試合の出場停止、フロンターレは制裁金1000万円を科された事件があった。
そのときも、「え? 生理食塩水とビタミンもドーピング???」とショックを受けて、ちょっと調べて見たのだが、わかったのは「スポーツ選手のドーピング規定はとてもあやふや」ということだった。イタチごっこで追いついていけない、というだけではない。あきらかな禁止薬物はさておき、たとえばビタミン剤はどうか、サプリメントは? 食べもののなかにもドーピング効果があるものがあるのでは? となると、ほんとわからないらしい。WADAというドーピング規約を決めている機構も、毎年あれこれ改訂している、とのことだ。つまり、私だけじゃなく、この問題に真正面から取り組んでいる人たちにとっても、白黒がはっきりつかないドーピング行為がある、ということだ。
それでも、Jリーグは選手にもクラブにも厳しい制裁を与えた。JリーグはWADAという世界的なドーピング規準を批准していない。独自の判断でドーピングかどうかを決める、としていて、しかも何がドーピングでそうでないのかを示していなかった。それでも厳罰を与えた理由は「疑わしきは罰する」というものだそうだ。びっくりだ。日本の裁判所の判断にある「疑わしきは罰せず」ではないのだ。なんかよくわからないけれど、あやしそうだったら罰しておけ! というのだ。いや、これにはほんとに驚いた。
冷たい。いったい何のためのドーピング規定であり、なんのための制裁だろう? 選手とチームを守るためではないのか? プロのスポーツ選手が行なう競技の公正さのためではないのか? なぜ世界的にも規準があやふやなドーピング問題を、「疑わしきを罰する」という冷たさで安易に厳しい処分を与えてしまうのだろう?
我那覇選手は、自分はプロのスポーツ選手として不正を働いていない、ということを社会にあきらかにしたい、という一心で、個人的にCASというスポーツ関連事件の裁定を行なう場所に訴えを起こした。
そして一昨日「我那覇選手はなんら不正をしていないし、罰せられる根拠はない」という国際的な裁定が下ったわけだ。
それでもJリーグは「ああ、わかりましたよ。我那覇選手には悪いことしました。ええ、ええ、謝りますよ。でもCASは我那覇選手が受けた点滴が、ドーピングかどうかにはふれてないじゃん! だからドーピングがあったという俺らの判断がまちがっているとはいわれてないじゃん」と開きなおったのである。(思いっきり要約)
びっくり。これにも驚いた。
CASは言っているのだ。「この裁定は、我那覇選手への制裁が正当か不当かを問うものであって、ドーピングの規準を示すものではない。JリーグはWADAも批准していないし、事件が起きたときに独自のドーピング規準も示していなかったのだから、点滴がドーピングかどうかを判断することもできなかったはずだ。しかも罰則規定も設けていなかったのに、罰を科したのはまちがっている、という理由で、我那覇選手への制裁は不当であると判断した」(思いっきり要約)
私は法律の解釈がよく読みとれないのだが、Jリーグのおえらいさんはもっと読み取れないのだな、ということはわかった。
こじつけるわけじゃないけれど、最近のJリーグにまつわる数々の不祥事――選手やスタッフの頻発する交通事故、酔っぱらい運転、スタジアムでの暴動――は、根幹となるJFAという組織のゆがみが遠因だと思えてならない。選手やチームを守ろうとしない、というか、むしろ「制裁を与える」ことで組織の権威を守ろうとしているような組織には、あまり明るい未来はない。
プロのスポーツ選手になるのはすごいことだ。Jリーグの選手になるのは、ほんとにすごいことだと思う。選手の才能と努力はもちろん、たくさんの人たちの愛情と誇りと支えがなかったらサッカー選手にはなれないし、続けていけない。それを「疑わしきは罰する」というようないい加減さと冷たさで、簡単につぶしてしまっていいこととはとても思えない。
浦和レッズ 2-3 ガンバ大阪
得点者:中澤(ガンバ)
山崎(ガンバ)
梅崎(レッズ)
遠藤(ガンバ)
エジミウソン(レッズ)
試合後の「軟禁」には合わず、さっさと帰ってきたので騒動の詳細については試合前から試合後15分くらいまでしかわかりません。それについては最後に。
ガンバの中心選手であるヤット、安田をベンチに置いてのキックオフ。
開始直後から15分ほどは浦和の時間帯で、枠内シュートを松代が神がかりセーブではじきとばすことの連続。
いったい何回「マツヨコール」をやったか、という幕開け。
Jリーグ初先発の下平(19歳)が守る左サイドにぼんぼんボールを放り込まれ、下平はあっぷあっぷ...といいたいところなのだけれど、妙に落ち着いている下平匠くん。エジミウソンや高原に抜かれつつも、割に落ち着いてやっていたみたいに見えました。何回かあがって攻撃に参加していたし。明神さんと智のカヴァーが入るので、あたりにいくときも大胆でした。
真ん中をかっちり固めているおかげで、さほど恐ろしいシーンはなく15分間の猛攻はしのぎきりました。私としては、最初の15分、下平が試合に慣れるまでの時間帯を、さほどの危機なくしのいだことがポイントだったかと思います。
そして欲しかった先制点が! CKのこぼれ球を中澤が決めました。イエーイ、ソウタ。盛り上がる盛り上がる!
2006年、やはりヤットが病気でいなかったとき、フタがプレースキックを蹴っていたのですが、そのときはツネさんに「ただ置いて蹴っているだけ」といわれる駆け引きなしのキックでした。それがここ数試合、フタのプレースキックがあきらかに質的にあがっていることを目の当たり。フタ・マニアの私としては、うれしいことこの上ないです。
その後、一進一退が続き、ロスタイムに入ったときに問題の2点目がガンバに入ります。ルーカスからバレーに出しタボールがサイドラインを割り、それを主審がガンバボールと判断。すばやくバレーが入れたスローインをフタがつなぎ、走りこんできた山崎がゴール!!
浦和相手に、いまのガンバが前半で2点も取れると思いませんでした。
でも、その2点が守りきれないのが今のガンバ。
後半、なんと明神さんがまだ来ていないのにキックオフ。笑えます。いいのか、主審?!
またもや攻められまくるガンバ。案の定、あっさりFKを梅崎に決められ1点差に詰め寄られます。
そこでにしのんが動きます。山崎と下平を下げて、ヤットと安田をイン。これが功を奏します。はっきりいって、いまのヤットはいいときに比較すると20%くらいのコンディションです。それでも入って数分で決定的といえる3点目を決めるのがこの人のすごいところ。そのゴールは、涙が出るほど美しいものでした。
その後また攻め込まれまくり、エジミウソンにCKから1点決められますが、不思議とそれ以上点を取られる気がしませんでした。理由は、浦和の攻撃が大きい田中さんにあててなんとかしようというワンパターンだったから。あれなら今のウチでもなんとかなります。
やっと試合終了。うれしかった! ついに埼玉スタジアムで浦和レッズに勝った!!
そして問題の「事件」。勝利後、ピッチでガンバの選手たちは「ワニナレナニワ(回文)」をやるのが、今年のACL全南戦(アウェイ)からの恒例となっています。私自身は万博で負けたときに、他チームが何をやっても全然いい(胴上げでも、でんぐり返しでもなんでもやってちょうだい!)なので、アウェイでやることにいろいろ言う他チームサポがいることを今回初めて気づいたKY野郎です。だから埼玉スタジアムでの「ワニナレ」をひそかに楽しみにしていました。でもまさか首位浦和に、10位のガンバが勝てると思っていなかったので、単なる夢想です。
で、選手たちがやっているところに大きい田中さんがやってきて「おまえら、それは大阪に帰ってやれ」といった(と新聞報道)ことから、なんかエライ騒ぎに。浦和のGKさんがガンバサポの目の前で選手に殴りかかろうとして(しかも話がまったくわかっていないバレーに...笑)、浦和の選手3人に止められることがあったり、そこであおったガンバサポのところにわざわざまた戻ってきて言いあいになったり、とピッチ上で選手たちが暴れ(といっても、浦和の数人だけですが)、ガンバの選手たちがスタッフに抱えられるようにあたふたと帰っていったあと、サポ同士の乱闘となったのです。
この「ワニナレナニワ」が騒動のきっかけ、とありますが、騒動の発端というか原因は、ガンバサポが試合前に浦和サポとあおりあって、水風船(爆笑)を投げ込んだところにあります。全員でたぶん10人に満たないのですが、もうそのあおりたるや...。どっちが悪いって、そりゃガンバサポに決まってるでしょ。
ただ、その後の対応のまずさは埼玉スタジアムの責任かな。だってメインスタンドから柵を乗り越えてやってきたレッズサポを制止しよともしなかったからね、警備員は。
ほんとうんざりでした。
もう一つ、試合のつまらなさもこの騒動の遠因だったのではないかと。
ガンバは死闘をつくした、といえますが、お世辞にもそのサッカーは美しくも強くもありませんでした。
それじゃ浦和はどうかといえば、うーんうーんうーん。エンゲルス監督が試合後に「内容はよかったけれど、結果がともなわなかった」といったのに、正直私はびっくりしました。松井、黒部、パク・チソンがいた京都を率いていたエンゲルスは、本当にあれだけの選手を擁する浦和のサッカーが、あんなにミスが多い、展開力のないサッカーでいいと思っているのでしょうか? まあ、サッカー観のちがいかな。私はああいうサッカーをして、しかも負けて最後にスタジアム全部で拍手するっていうのがよくわからない。サッカー観はチームそれぞれだから。
この前のエントリーで「悲観的展望」を書きましたが、実はひそかに、ほんとにひそかにこの間の12節VS横浜FM戦を見たときから「タイトル、取れるかも」と思っています。今年のガンバはしぶといからね。青息吐息でも、がっちりついていきますよ。そして後半に爆発するから!



